【転職】会社クビになったwwww2【活動中】(その2)
【天国から】外資系企業に勤めてたけど今日クビになった【地獄へ】
http://2-ch.me/archives/category/tenngoku
ひまじんに付き合ってくれたらとてもうれしい
>>2
気持ちはとってもありがたく頂くけど付き合うってそういう意味じゃないんだぜ。。。
べ、別にあんたのためなんかじゃないんだからね!><
>>6
実はたった200レスちょっとで落ちてしまったんだ。
でも学生とかで質問してた人もいたから答えたかったのと、
リアルでは話せない話をしたくてまた立ててしまった
こんな適当な立て方のスレの寿命が短いことは重々承知の上でだ
。。。だからお前の優しさにモーレツに感動しておるっ・゚・(つД`)・゚・
人が来るまで学生時代から退職までの文章をつらつら書こうかと思います
とっても退屈だと思うけど、興味があったら読んでくれると嬉しい。
***
私は2002年に大学を学部で卒業して今の会社に入社した。
会社は、いわゆる外資系というやつで、証券会社だった。
仕事は主に企業の買収・合併や資金調達の提案とアドバイスを担当した。
そう、今テレビやら新聞で叩かれまくりの業界だ。
だがそれはつい最近の話で、2007年頃まではこの世の春を謳歌していた。
異常な高給で知られ、社会に及ぼす影響力も大きく、きらびやかな経歴の人々が集う職場。
そんなイメージだったろう。
事実、私が新卒面接に積極的に参加していた2007年などは、千倍を超える倍率で学生が競う就職先だった。
これから合間を縫って投下するのは、
1.私がなぜそんなところに就職したか
2.業務の実際
3.クビになるまでの経緯
4.今後の方針
という区切りで行きたいと思う。でも基本的には質問とかしてくれた人のレスを優先したい。
宜しくお願い致します。
私が大学3年生だった2001年、世間は就職氷河期だった。(さっき2002年卒と書いたけど間違えてました)
有効求人倍率は0.59。つまり4割の学生は仕事が見つからないまま卒業した。そんな時代だった。
テックバブルだったこともあり、人気だった業界は銀行や商社、保険などに加えて、ITコンサルタントがあったことが大きな特徴だろう。
1年後、バブルが崩壊するなどとは誰も思わなかった。
グーグル、マイクロソフト。世界を覆うネット企業の成長はとどまる事を知らないように見えた。
それは5年後に私が採用を担当したとき、いつか来た道として思い出されたことでもあった。
私はというと、、、バイトの合間に勉強を続け、大学院進学の費用を貯め、進学先に提出する論文を執筆していた。
人付き合いも苦手で、勉強は好きだったので、就職などは全く考えず、大学という箱庭でまどろんでいた。
大学院は海外への進学を考えていたので、3年生の秋には論文を提出してレフェリーの査読を終える必要があった。
ところが予定が狂った。
指導教官と論文の内容で決裂してしまい、教官に推薦状を書かかないと宣言されてしまった。
私の通っていた大学で実績のある教官は推薦状の執筆に非常に消極的であり、
自分が本当に推薦するに足る学生と判断する材料が足りなければ、推薦状を書くことはまず無い。
そして、その推薦状は、奨学金の申請要件であったことが、私が進学を諦める決定的な要因になった。
それからは担当教官を変えて進学を再度目指そうとしたが、留年には費用が足りず、休学を決めるには遅すぎた。
私は絶望した。
しかし、ごはんを食べていくには収入が必要だ。働かなくてはならない。もう箱庭で遊ぶ道は閉ざされた。
私は就職活動を開始した。4年生の秋だった。
>>17で書いたように、当時は就職難。今では1000人超を採用する都市銀行の新卒採用枠は100人に満たない。
私は手当たり次第に秋採用を実施している企業を回ったが、結果は惨憺たるものだった。
それもそのはず。志望動機など無いのだ。進学しか考えていなかったのだから。資格だって何も無い。普通自動車免許すら無かった。
早くから活動していた同級生達が日本の名だたる企業に就職を決め、卒業旅行に卒業論文と、残りの学生生活を謳歌している中、
私は一人、まだ暑さの残る丸の内に日参してはプライドが粉々になる毎日を送っていた。
そんな私を大学の教官達は愛してくれたし、周りの友人も優しく接してくれた。
それが就職活動では自己否定の連続に遭遇する。
面接官「君は何がしたいの?」
1 (勉強したいです・・・)
面接官「ちゃんと頑張れる」
1 (やったことないのにできるなんて言えません)
面接官「うちに来る気はあるの?」
1 「はい・・・宜しくお願いします」
大学のPCのメールボックスは、お祈りメールで溢れた。
俺も人のこといえんが。>>1応援してるよ。
>>24
一生懸命書くので宜しくお願いします!
ありがとう☆
(もう、アルバイトでも探さなくちゃ、4月から生活できないな・・・)
そうして時間が過ぎ、秋風が吹き、肌寒くなってきた頃、テレビである外資系企業の特集をやっていた。
それが後の就職先になる会社だった。
今でも覚えている。ガラス張りの部屋の中で英語で談笑する黒人と白人と東洋人。
顧客のために世界中のネットワークとノウハウを駆使して、圧倒的な質のサービスを提供する。
会社の財産は、建物とパソコンと人材だけと言い切る。業務の裁量は年齢で決まるわけでなければ、学歴で決まるわけでもない。
10歳以上年上の部下と働く人もいれば、高校しか卒業していない人もいる。
私は直感した。ここしかない。普通の道に乗り損ねた私には、ここしかない。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20090213/186058/
>>32
この記事じゃないけど、取材されたことあるよ
結構なエリートだったんだねえ。今はただのニートでも数年後は、またわかんないよね。
>>49
弊社の若手数人でまとめて取材されたので、私がすごいわけじゃないお
>>34
都内の国立大学です
幸い、論文執筆のために英文は書きまくっていたので、問題は無かった。
するとすぐに英文で手紙が返ってきた。とても高そうな便箋に英文でタイプされた紙があった。
紙には、面接をしたいから手紙が届いたら夜中でもいいから電話をしろ、と書いてあった。
時間は既に夜9時を回っていたが、私は書かれていた番号に電話した。
電話すると、1コールもしないうちに外人が出た。彼は私の名前を聞くと
「明日、朝7時に弊社の受付から同じ番号を呼び出してくれ。30分時間をあげよう」
とだけ言って切ってしまった。困った、私は携帯を持っていなかった。
携帯を持っていなかったので、1階の公衆電話から電話をかけ、受付まで走った。
受付には背が高い金髪碧眼の人間が待っていた。
駆けつけた私は、化粧も整っていなければ、汗もかいていたろう。髪も乱れていたかもしれない。
私はとっさに身繕いをしようとしたが、彼は視線を動かさず言った。
「遅い。私の給料はとても高いんだから、無駄な時間を使わせるな」
私は彼がずいぶんえらそうだなと思った。外資系企業の人事部というのはそんなに高給なのだろうか。
この>>1は絶対素敵なお姉さん
>>39
ただのニートです。
>>41
ありがとう、がんばる!
では、人事権は誰が持つのか。現場の指揮官達が合議制で決めるのである。
会社の中に入って私は驚いた。
高そうな絨毯に、高そうな机。柔らかく、多くの機構が装備された椅子。
通された部屋には大きな絵がかけられ、軽く30人は入れそうな印象を受けた。
そして面接が始まった。今でも覚えている。
「私が君に聞きたいことは3つしかない。君が誰なのか?君は何ができるのか?君は何になりたいのか?それだけだ」
農業に従事する両親にとって、私は年の離れた末娘で、初めての女の子だった。
地元で過ごして一緒に暮らそうと、大学の進学を反対されたのに我侭を言って進学した。
海外の大学院に行きたいと言ったら、お金のことは気にしなくていいから自分の一番行きたいところに行けと言ってくれた。
実家の納屋の、農機の匂いがした気がした。
いや、ダメだ。このままで終わりたくない。
実家に帰ったって、いい結婚ができるとは限らない。幸せな人生が待っているかどうかなんて、もっと分からない。
こんな形で終わりたくない。
「Will do as I can!」(やってやるぜ!)
>>47
ああ、そう言ってくれると書くモチベ上がるよ、ありがとう!
これで釣りだったら、涙目なんですけど。
>>51
大丈夫、釣りじゃない。ところどころ仮の名称を使っている以外は。
すると、ちょっと待ってろと言って、彼は部屋を出て行った。
ああ、ダメだったか。。。と落胆し、私はこれからどうしようかと考えていた。
論文博士を目指すなら、日本の大学でしか学位は取れないだろう。しかしそれでは就職は難しい。
ここがダメだった場合、何をやればいいのか、私は何も思いつかなかった。
時間がとても長く感じられた。いつまで待っていればいいのだろう。
時計は8時を回っていた。
もう帰ろうかと思っていた頃、先ほどの彼が一冊の本を手に戻ってきた。
「これを読んで、それでも来たいと思ったら、もう一度電話してくれ。
ただし、今日の午後7時までに決めてくれ。
それまでに連絡が無ければ、君は別の道を選んだと思うことにする」
>>52
1つは自分が器用じゃないけどやる気はある人間で、これまで書いてきた論文の話をした。
次は、経済全般や数字には強いし、ミスをしないように徹底的な教育を受けた、と言った。
最後は、死ぬときに、自分の人生は素晴らしかったと思って死ねる人間になりたい、と言いました。
本筋と関係ないかと思ってはしょっちゃった。ごめんね
彼が右手を差し出す。ああ、握手をするのか。手を差し出す。彼の手はとても暖かい。
瞬間、手の骨が軋むような力で握られた。私は思わず声をあげてしまった。
「また会えると思っているよ」
そう言って彼は部屋を出て行って、そそくさとどこかへ行ってしまった。
なるほど、外人は全力で握手をするらしい。別れ際の彼の瞳が仄かに輝いていた。まるで獣のようだなと思った。
とたんに力が抜けて、私は座り込んでしまった。怖かったのだ。外人とまともにしゃべったことすら、今まで無かったのだから。
涙で視界が滲む。しかし、そんなことをしている時間は無い。本を読まなければならない。
私は左手に持っていた本の題名に目をみやる。見えない。手でぬぐってから、また見る。
表紙には「Monkey Buisiness」と書かれていた。
その本は、投資銀行、すなわち外資系投資銀行に大望を抱いて入社した若者が、常軌を逸した労働環境に挫折し、退社するまでを綴った物語だ。
日本語版は「投資銀行残酷物語」として知られ、ウォールストリートのカルチャーの異常さが頂点に達していた頃に書かれた作品でもある。
週100時間を常に超える労働時間に、初年度から10万ドルを超える丘陵、
金と欲望に溺れる異常な性格の人間たちの群像劇が様々な実例を交えて克明に描写される。
しかし私はそれを読んでいる間、頭にあることはただ一つだけだった。
「このまま就職できないことの方が、この本で書かれていることよりも余程恐ろしい」
当時は既に90年代の不況時の就職氷河期世代の苦境がメディアでも度々取り上げられており、学生の間の危機感、恐怖感は非常なものがあった。
人生おりこうちゃんで過ごしてきた私のプライドは、仕事に何を求めるべきかといったような問いは面倒くさいものではなく、
眼前のフリーター地獄、今で言えばワーキングプアに対する恐怖ばかりを感じ取っていたのだった。
外食は、大事なことに臨む前の贅沢と心に決めていた。
私は大好物のカルボナーラを頼んだ。
その昔、大学の入試を受けるために上京したとき、渋谷の公園通りにあったドトール系列のスパゲッティ屋で始めてパスタを食べた。
そのときは世の中にこんなに美味しいものがあるんだ!?と思ったのを今でも覚えている。
そして入試は受かった。今度も大丈夫。私はゲンをかついだのだ。デザートも食べた。
会計を済まし、小銭を無くして人心地つく。いつも小銭を少なくするように払うのが私の癖だ。
(今日は贅沢しちゃった。。。あーあ、お金も無くなっちゃったよ。)
そして心を落ち着け、私は公衆電話で電話をかけた。
別の人が出た。待たされる。やっと出た!
「さっきは面接をありがとうございます。あの本を読ませ・・・」
ガチャン!と音を立てて、通話が切れた。電話が1分以上かかってしまった。財布を見る。小銭は、もう無い。札も無い。
「NOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!!」
しかしその時の私はそんなことを考える余裕も無く、赤坂アークヒルズのエスカレーターを駆け上がっていた。
エレベーターを見る。ダメだ、来るには時間がかかる。
ビル受付で要件を伝え、非常階段に飛び込む。駆ける、駆ける。ヒール、折れる。私、こける。
息も絶え絶えで会社受付に飛び込み、要件を伝える。
「@@@@さんを出してください!」
受付の人は戸惑いながらも、彼を電話で呼び出す。英語の呼び出し方はかっこいい。
間もなく、彼が降りてきた。開口一番彼は微笑み、
「君はいっつも忙しそうだね」
私は咄嗟に考える。
(えっと、本を読んで、やる気あるから働かせてくれって言おうと思ったんだけど、お金が切れて、あ、携帯持ってなくって・・・!!!)
もうだめだ。そんなに咄嗟に英語で喋れない!
何を思ったか、私は空になった財布を出して、上下に振ってみせる。マフラーが帯電してちくちくと痛い。
すると彼は優しく財布を持っている私の手を包み、ゆっくりと言った。
「電話がかかってきたときに君の気持ちは分かった。
それからすぐ走ってきたことで君のやる気も分かった。
そして今の表情で、君の人柄も分かった。
明日、オファーレターを用意しておく。午後1時にここに来てくれ」
つづけたまえ
>>73-74
当時はそれほど柔軟な時代だったんです
成熟した産業からは若さが失われ、秀才くんが集まるようになる
それじゃあ革新的なビジネスを生み出し続けるのは難しい、、、というのはまた別の話
ここにはベールに包まれた報酬体系や内規が記されており、法的拘束力の無い文言が並ぶが、
社内では非常に重要な文書として扱われる。
私は何が起こったのか分からなかった。ただ、ひたすらサンキューサンキューと繰り返した。
何だか、涙が出てきた。やった、やった、これでようやく、ちゃんと働ける!
私の脳裏には数日前友人から言われた言葉があった。
数日前、私は友人の卒業試験の勉強を教えていた。彼は、省庁に内定が決まっていた。
勉強がひとしきり終わると、彼は聞いてきた。
1「・・・」
私は素直に話そうかどうしようか迷った。
みんなが就職活動をしている頃、1はどこを受けるの?と聞かれても、まだ勉強したいと答え続けてきたのだ。
いまさら、実は就職活動をしていて、どこも受からなくて困っているなんてことは言えない。
お金が無いから、さいきん塩粥ばっかり食べているなんてのは、もっと言えない。
でも嘘は良くない。複利で将来さらに思いツケを払わされることになるからだ。親にもそう教えられてきた。
1「私、就活してるんだ。。。でもまだ決まってなくて、、、」
彼「・・・え?まじで言ってるの?今から採用してくれる企業なんて…いや、ごめん。
でも1は成績も良いんだから、就職留年して…」
1「私、奨学金だから、留年すると学費払えなくなっちゃうんだ。休学を申請するにはもう遅いし、親には申し訳なくて言えない」
彼「でも、このまま行くと、どこにも行けなくなるぜ?」
1「・・・」
不均衡動学って、専攻どうなんの?
>>214
理論経済学
学問に心を残す余裕がまだあり、切羽詰っていない分、私はやる気が無さそうに感じられるのだ。
それがはっきりしてからは、彼がなぜ省庁の仕事を選んだかという話を聞いていた。
彼「いや、自分一人生きていくだけだったら、別にフリーターだって生きていけるとは思う。
でもせっかく大学まで来て、人よりたくさん勉強してきて、ただ自分のためだけに生きるっていうのは、どうかと思ってさ。
自分に余裕があるなら、少しでも人の役に立つような、困っている人を救うような仕事がしたい。
それもできるだけ多くの人を助ける仕事がね。
結局、民間って、自分のとこの利益を追求することが一番の目的じゃん?
省庁には、誰かの希望になろうと働く人がたくさんいる。自分もそれに加わって、社会に貢献したいんだ」
官庁に進む人間は無条件に凄く、民間はその次。そんな感じだ。
今でこそ、外資系に進むという進路が一般的になった分
「俺は官庁の人間と同じくらい優秀だが、若いうちに活躍したいし収入も欲しい」
という言い方が可能になっているが、当時は違った。
私は悲しくなってしまった。
何なのだ、この差は。
彼とは教養学部の頃から同じクラスで、ずっと試験の度には勉強を教えてきた。彼はずっと、私の教え子だった。
でも今はどうだ。彼は未来ある高級官僚で、私は根無し草になろうとしている。
私が、いったい何をしたっていうのだ。いや、何もしなかったからこうなっているのだが、だからってこの展開は無いだろ。
私だって、夢を語って、人に尊敬されるような仕事をしたい。
じゃあそれは何だ?
私は学者にもなれず、官僚にもなれない。それどころか、サラリーマンにもなれない。フリーターにだって、なれるかどうか分からない。
PCに届くお祈りメールを、面接のときの面接官の冷たい視線を思い出す。それら全てが社会からの絶縁状として、私の心に圧し掛かる。
窓から外を眺める。笑って歩く人の群れが見える。ゴミのよう。みんな死んでしまえばいいのに。なんで私だけが。。。
木造の校舎は冷える。嬉々として夢を語る彼の横で、私の心は堕天した。
絶対に、負けたくない。誰にも、負けたくない。
>フリーターにだって、なれるかどうか分からない。
この危機感がその年齢で持ててたという事自体がもう、本当に羨ましい。
ほうほう、それでそれで?(´・ω・`)
>>83
今思えば相当青い発想なんだけどね。
クビフェイズまで書くならそのへんも書いてみたい
私の心に今まで感じたことの無い炎が灯る。小昏く、蒼い、温度も低く、しかし決して消えない炎が。
…
私はふとはっとする。ああ、ここは赤坂アークヒルズ。今面接官の外人から内定の口約束を貰った。
涙が止まらない。涙が止まらない。受付のお姉さんたち、困り、近寄り、ハンカチを差し出してくれた。高そうなシルクのハンカチだった。
受付嬢「あなた、凄いわね!ワインバーグ(仮名)に直接あんな風に言ってもらえるなんて!聞いたこと無いわよ」
何のことだか、分からなかった。私にとってはただ獣のような瞳をした、ただの優しい外人だった。だが偉い人だったらしい。
後に私は、私に手紙を寄越したあの獣の瞳の男が、
未曾有の可能性を秘める日本市場を開拓すべく本国から送り込まれた投資銀行本部長であり、
旧電電公社の民営化や大手損害保険会社の合併などを主導した伝説のバンカーであったことを知った。
>>87
ありがとー
急激にハイクオリティな読み物になっててワロタwwwwwwwwwwww
いいぞもっとやれ。そして>>1さん乙。
>>88
素直に嬉しい。事前にまとめておけばよかったな
そんな脅迫めいたスレをたてる>>1は今すぐ消えるべき。
>>89
そんなこと無い。
そのへんの話を就業中の体験踏まえて書いてみたい。
上場企業の半分はベンチャー企業で、大学出てない人もたくさんいるんだぜ
でも黒い社会には行かないで欲しい。一緒にがんばろうぜ
ちょっと香ばしく小説風味にしました。もっと適当に書いた方が良かったかな。
なんの能力もない自分がのらりくらりしてる現状を改めて突きつけられたようで死にたくなってきた
>>92
優秀ではないよ
しつこいけれど、そのへんも就業中の実感を交えて書いてみたい
でも、今年就活する人の中には似たような境遇の人も出てくるかもしれないと心配している
何も労せず高卒で卒業して工場勤めで安い給料貯金して独り身で自堕落な
人生送ってる自分が嫌になるぜwww
>>93
そんなこと言うなよ
おいらだって独り身で自堕落な生活してる
お互いいい人生送れるといいね
俺も半年前までそうおもってたけどさ、ストライクウィッチーズのOP聞いてから
考えが変わったよw。 目の前のこと、出来ることを一つずつ積み重ねていこうぜ。
そのうち誰かが笑いながら、がんばったって滅茶苦茶ほめてくれるはずwww
お前さんはいい上司になる。間違いない。
>>99
禿同
このご時世に内定断って日本各地を旅行でもしようか考えてる屑なんだ俺は
>>102
いや、学生時代は遊んでおいた方がいい
親のすねはかじれるならかじっとけ
私は子供が生まれたら母蜘蛛のように尽くしてやりたい
その受け売りすらソース次第で馬鹿にして受け入れられない人もいるんだぜ。
いいものはいいし至言は至言だと思うんだけど、そんな人もいるんだぜ。
淡々と考察を書くのならどっちがいいのかな?
なんか最初の4章割は小説風の構成になじまないし。
もし「このへん重点的に」という要望がもらえるなら、そういう風に書いてみたいんだが・・・
読んでくれる人が読みたいものを書きたいです
第一部よかったよ。
だいたい、時系列でワンポイントのタイムスリップ!お見事です。
基本、時系列ってのだけ決めて、あんまり考えないほうがいいような気がする。
臨場感が失われるそうだからw。筆の赴くまま指の赴くままで、いいんじゃね?
それに俺、頭悪いから複雑な展開されるとついていけねww
この調子で書いていただけると非常に面白いんじゃないかと思いまス。
最初はどうかなと思ったけど後半はすらすら入っていけて(・∀・)b
>>105
これは多少の香ばしさを感じて読んでもらえると、後々に繋がると期待
派遣で切られて
1年間決まらずにもう駄目ポだったのに、あるアドバイスを実行したら
正社員でオファーが3つ同時に来たからな。
kwsk
俺の場合は、希望年収を増やすことだった。
400万。
あんまり安いとダメだとか。
***
内定を貰った私は、すぐに親に報告をした。親の反応は今ひとつだった。
「なんば言いよる?田舎くさか名前の会社やねー」
親の反応も無理は無い。当時は外資系の証券会社は全くの無名。仕事の規模も野村證券や大和證券と比べると非常に小さかった。
それを象徴的に示しているのが、当時の各社の呼称である。
ゴールドマン・サックスは「ゴールド万作」とよく間違われ、
ソロモン・ブラザーズ(現在のシティ・グループ)は「なにもんブラザーズ」や「わるもんブラザーズ」などと呼ばれた。
友人らにも進路は言わなかった。
当時、邦銀は落ち目にあったとはいえ、東京三菱銀行や日本興業銀行の内定者の数はその人気に比して少なく、
民間就職先としての「格」で言えば、私は圧倒的な「負け組」だった。
(ま、仕方なか。東京におる私だって、知らん会社っちゃもん)
何となく素直に喜べない私の暗い気持ちは、翌日オファーレターを受け取りに行ったときに180度転換する。
すぐに人が来て、自分はヒューマン・リソースの人間で、これから入社までのあなたをサポートする、と告げた。
彼女は日本の会社で言えば、人事部のお姉さんだ。
ここで本来であれば、そのサポートの内容が何か、とかの話をしたりしてコミュニケーションを取るべきだが、
ベネロペ・クルスそっくりのお姉さんに拙い英語で会話を挑むほどの度胸はまだ私には無かった。
すると、彼女が電話をかけた。
べネ「Hi, Tom.1 san arrived」 (ハーイ、トム。1さん来たわよ)
トム「Will be right there」 (すぐに行く)
また外人が来た。名前の通り、トム・ハンクスに似てた。小脇に書類を抱えている。あれがなんとかレターなのだろうか。
すると、ぞろぞろ人が集まってきた。みな高そうなスーツにピカピカな靴を履いている。日本人もいる。
思わず私も立ち上がる。スーツはちょっとよれている。だって昨日のと同じスーツを着てたし。
何が起こるのかと思って見ていると、トムがおもむろに話始めた。
ここは投資銀行。
世界中の優秀な頭脳が集まって凌ぎを削り、経済の発展に寄与する職場だ。
君についてはワインバーグ(仮名)が『面白い』と言ったので、採用する。
君に言いたいことは1つだけだ。
常に勤勉で、誠実で、公正であれ。
もし君がそれらを犯すようなら、君は時間に殺され、金への欲望に溺れ、社内政治に道を塞がれるだろう。
最後に、おめでとう。ともに働けることを嬉しく思う。」
Congratulationの声が響くやいなや、みなが一斉に拍手を始める。
こんなに拍手を独り占めにした経験は今まで無い。エヴァTV版の最終話を除いて。
トムが握手を求める。固い握手を交わす。痛ぇ。
それから順に偉そうな面々と独りずつ握手をしていく。10人ほどいたので、数分かかったが、拍手はずっと続いた。
私は感動していた。
その後、私は採用担当になったときにこの芝居の裏を覗くことになる。
これは一つの儀式で、トムは本国に帰るまで毎年同じことを繰り返していた。最近はやっていないそうだ。
そしてこうして驚かせることで、内定を断りにくくする意図がある。当時は邦銀の方が圧倒的に魅力的な就職先であったことは既に述べた。
また最後の事情は、金曜の午後は偉い面々も残る仕事は接待くらいで暇つぶしのために着飾って出てくるというものだ。
ただそれだけのことだが。これは十分に効果があったし、その後もそれを実感した。
外国の人々が好むこの手のパフォーマンスは、我々日本人には不慣れな分印象深いし、そうした余計なことをやれる気遣いこそが余裕の証であった。
トム「これはオファーレター。説明はそこのべネがする。それではまた入社日に会おう」
1 「あ、はい!」
思わず日本語で答える私。でも外人に説明されて私わかると?
と逡巡している私にべネが話しかける。
ベネ「あ、大丈夫。日本語で説明するから。えーっと」
私は目を丸くした。目の前にいるスペイン系美女から聞こえてくる日本語は、紛れも無くネイティブのそれだ。
驚いていると、ベネがきょとんとした目でこちらを見て、微笑む。
ベネ「驚いた?私はもう日本で5年働いているから、日本語で大丈夫よ。
トムも日本語は達者だから、入社したら色々と質問するといいわ」
仰天してしまった。5年ここで働いただけで、こんな日本語が身に付くというのか。しかもこの人は、ただの人事のお姉さんだ。
私は嫌な予感がした。
1 「あの、、、じゃあワインバーグ(仮名)さんも…」
ベネ「彼もペラペラよ。演歌が好きだからカラオケに行ったら歌ってあげてね」
私が必死に英語で喋っていたのは、必要だったのが、ある意味無駄な努力だったわけだ。
これが外資か・・・
じゃあ俺も5年で英語話せるようになるかな
>>138
現地民は英語だけ話せればいいけど、海外に行くなら現地の言語を話せることが大事。
喋れない人もいる。
ちなみに、現地民でも英語すら話せない人もいる。それは追々話したい。
私はそこで示されていた契約内容にまた仰天した。概ね、以下のような内容であった。
~あなたを3年間のアナリスト・プログラムに招待します~
基本給; 650万4千円
また、これとは別途に、夏に行われるニューヨークでの2ヶ月間新人研修に参加してもらいます。
ボーナスは毎年1月に支払われ、あなたの働き次第で額が決まります。
当時、それこそ邦銀の初任給は400万円に満たなかった中で、これは破格の待遇と言えた。
そして、ニューヨークでの研修。私は海外に行ったことが無かった。
そもそも、海外の大学院に行こうと思ったのも、キャリアはもちろんだが、海外に行きたかったからだ。
自分があくせくアルバイトに励む中、海外旅行に出かけていく同級生が羨ましかったのだ。
さらにベネが言うには、1年生のボーナスの相場は、年棒と同額程度だという。
つまり、ボーナスを合わせれば初任給にして1300万程度が支払われるという内容だった。それも海外での研修つきだ。
私は、自分の幸運に感謝し、生まれて初めて神の存在を感じた。
世間じゃ何ヶ月って単位なのに
ベネ「ワインバーグ(仮名)が、あなたはもう少し英語をimproveした方が良いって言っていたから、英会話の学校に通ってもらうわ」
ベネ「それと、、、あなたの専攻を見ると、数学や経済は大丈夫みたいだけど、会計が抜けているわね。会計の塾にも行って」
ベネ「あと、これは任意だけど、社内で弁護士や会計士を招いてケース・スタディをやってるから、興味があるなら来ればいいわ。
先生も凄いけど、生徒もバンカーだから質問も鋭いし、とても勉強になるわよ。同期の顔も覚えるしね。」
ベネ「最後に、家ね!あなたの働く部署はとても忙しいから、徒歩10分以内のところで家を探しなさい。
だいたい1年生は月15万くらいのところに住んでいるみたいよ。」
何から何まで衝撃だった。入社前に私にかけるお金だけで、大学の1年分の学費以上がかかっていそうな雰囲気である。
採用するとそこまで金かけて育てるんだな
3月には住む家も決まったが、ある日ベネに呼び出されて彼女が言うには
ベネ「言い忘れてたけど、入社までに証券外務員の2種と1種、それに米国証券外務員資格であるSeries7を取得してもらうわ。
これを持っていないと、仕事が出来ないから必ず取ってね」
1 「(そういうことは早く言うもんやが)
あの、落ちた場合はいつ取るんですか?」
ベネ「いつなのかしらねー、知らないわ」
1 「え?なんでですか?」
ベネ「落ちた人は、クビだから」
1 「・・・」
その日から私は寝る間を惜しんで勉強することになった。何としてもクビになるわけにはいかない。後が無いのだ。
そして私は無事資格を取得し、4月1日を迎えた。
高給取りでも納得
でもすげー
>>155,>>158
二種取れば内定者でも取れます。二種は入社3ヶ月前から取れます。
俺とほぼ変わらない年齢なのに優秀なんだな
それに比べて俺ときたら・・・
>>157
それくらいです。
今はただのニートです。
よく覚えてないが、事故等巻き込まれないためだっけ。タイムイズマネーって事なんかな、やっぱ。
>>160
こき使うためです
彼らは内定を貰ってから何度も交流していたようで、大分仲が良いように見えた。
それが私の勘違いだと気づくのは大分後のことになるのだが、そのときはただ、自分のぼっちっぷりを嘆くばかりだった。
研修中は、外部講師を読んでのお辞儀などのマナー講座から、敬語の演習、自己啓発セミナー的なものに加え、
現役社員による、証券会社のビジネス、デリバティブなどの金融派生商品に関するレクチャー、
IT所属のインド人によるコンピュータ言語の授業から、社内アプリケーションやデータベースの使い方と、
知らないことばかりを学んだ。
後に日系の他の会社に行った同期の話を聞くと、我々が受けた研修は大分特殊かつヘビーであり、
そのあたりに必死に日本のビジネスに食い込もうと努力していた会社首脳陣の気遣いが伺われる。
考えてみて欲しい、日本人にマナー研修や敬語の演習をするのだ。しかも生徒は、国内外の名だたる大学を卒業している。
そこをあえて基本から仕込む。そのような方針は育成の全てに通低しており、日本企業以上に日本的な「何か」を身に着けるように教育される。
一つ例を挙げよう。
あるとき、証券会社対抗の運動会が開催された際に、肉離れを起こして1ヶ月療養したバンカーがいた。
通常、外資系なら1ヶ月も休めば理由の如何を問わずクビになりそうなものだが、実際は、彼の復帰は賞賛を持って迎えられたのだ。
それもそのはず。
日系他社に比べて遥かに脆弱な基盤で勝負しなくてはならない我々は、彼ら以上に浪花節の接待やら営業をしなくてはならない。
そのこともあってか、初期の外資系証券の社員の多くは、鬼の営業で知られる野村證券と旧山一証券の人々だった。
野村證券の猛烈ぶりについては、下記サイト始め色々なところで紹介されているので、興味のある人は調べてみて欲しい。
http://ameblo.jp/hkteleos/
研修の最中も、非常にシビアな生活になる。
大量の宿題に加え、私が所属していた部署は、研修が終わった後も戻って、だいたい深夜3時頃まで働いていた。
当時は非常に体育会系なカルチャーにオフィスが支配されており、少しでも年次が上の先輩が残っていると、先には帰れなかった。
当然、先輩たちはいくつもの案件を抱えて激務なわけで、帰りも遅い。したがって我々の帰りはもっと遅かった。
あるとき、先輩と話していたときのこと。
先輩「おう、頑張ってるか?」
1 「はい!」
先輩「そうだな、若いうちは寝なくても大丈夫。
僕らのときは3時間ルールっていうのがあってね」
1 「何ですか、それ?」
先輩「いや、一日24時間のうち、3時間だけオフィスを出ていい、とかいう決まり」
1 「・・・」
さすがに今はもっとリーズナブルな労働環境になっているが、今でも労働時間の長さで自慢をするような風潮は残っている。
肝心なのは、収益の貢献度のはずなのに、労働時間という手段が目的になっていたあたりに、投資銀行の産業としての疲弊度を窺うことができよう。
その中で最もよく知られているものを紹介したい。
「我々にはヒーローは要らない」
分かりやすく言えば、「一人はみんなのために。みんなは一人のために」というわけである。
確かに古き良き時代の重役達は、質素堅実を旨とし、ウォール・ストリート・ジャーナルでは「ドブネズミ色のスーツの男達」という代名詞で呼ばれていた。
しかし、ここはその支店であり、そのカルチャーは失われていた。
私はその片鱗を、ニューヨークに研修に向かうまでの3ヶ月間で思い知ることになる。
>>1すげぃな、今まで金も使う暇なかったろうに
貯金相当貯まってるんじゃない?いくらあるの?
>>170
1億は無いです
彼はとても優秀だった。しかし同時に、同期の中で最も自己顕示欲に満ちた男でもあった。
入社して研修も終わった5月、私は彼と一緒にある案件のチームに配属(assign)された。
その仕事では海外のオフィスが作成した資料を使って、日本の顧客に対し提案を行った。
そのため、海外オフィスが作成した無数の資料から役に立ちそうなものを選び出し、数字などをいじり、使えるものに修正する必要があった。
仕事としては非常に単純である。だからこそ、一年生二人をつけて、勉強させようと思ったのだろうか。
1 「アゴくん、これ、どうしようか」
アゴ「んー、俺忙しいから、とりあえず始めておいてくれる?」
1 「うん!分かった!」
そんなやり取りから作業を開始して数日。一向にアゴは手伝おうとはしてくれないので、作業は完了してしまった。
1 「アゴくん、これ、終わったよ」
アゴ「マジで?悪いねー、じゃあ俺チェックするから、ファイル送っておいて」
1 「オッケー!」
ファイルはすぐに送ったが、アゴは何も言ってこないまままた数日が過ぎたところで、私は上司に呼び出された。
上司「・・・おまえ、やる気あるの?」
1 「どういうことですか?」
上司「おまえ、あの案件、アゴに全部やらせたんだって?一人は全部やったら、二人つけた意味無いだろ。
おまえはあの案件から外す。もう少し雑用やって仕事への姿勢勉強しろ」
ファイルは、私がアゴに送ってすぐ、彼が上司に提出していた。
>>176
大丈夫。ダミー情報もたっぷり入ってるから
いや止めとこw
おい!もう再生されてるじゃねえか!
中途半端に出世したポストで嫌な奴のままイエスマンとして会社に居残るし
>>182
ううん
上司からセクハラだかパワハラだかって言ってた
多分そのうちその話までいくんじゃね
>>186
そこまでいければいいな・・・
私は、アゴを恨んだ。同時に、私の釈明に耳を貸さなかった上司の意図が分からなかった。
アゴを問い詰めると、アゴは、上司には私が殆どやったと報告したと言う。何が起こったのか。
残ったのは、私は初めての案件から訳も分からず外された、という事実だけだった。
全容が明らかになるのは、少し先のことになる。
このエピソードは投資銀行の雰囲気を理解するのに有効なエピソードなので、時間軸は前後するがことの顛末を紹介したいと思う。
>>187
そうでもない。そこが面白いところ
アゴは引き続き同案件を担当しており、例の上司と二人でこれに当たっていた。
その間、何人もの人間がこの案件に加わっては抜け、アゴは人の成果を奪う人間だという評価が定着していたと思う。
しかし、誰も口には出さない。投資銀行では人の悪口を言っていると思われると政治的な致命傷を負う。特に若手の間は。
ただし、上司も上司で部下に丸投げしていたので、終盤はアゴが孤軍奮闘していた。
案件が大詰めになった頃、あるメールが世界中に配信された。
「本案件は、みなさまのおかげで成功裏にクローズし・・・
担当者;上司」
アゴの名前は無かった。
先にこのようなメールが回ってしまった上に、社内ではみながアゴに対しては心中穏やかならないものがある。
アゴは自身の関与を必死にアピールしたが、みな関わりたくないようだった。
アゴは勤務時間の殆どを費やしていた案件の成果を完全に奪われていたために、
その年末の人事査定を生き残れず、失意のうちに会社を去った。
これはどういうことだったのか?
話を横で聞いていた秘書さんが言った。
「それが上司くんのやり方。
いっつも手柄を横取りするんだけど、案件たくさんやってるように外からは見えるから、本国からの評価も高くてね。
クビにできないうちに偉くなっちゃったから、しょうがないわね。
アゴくんは優秀だったから、自分の手の中で飼い殺すつもりだったんでしょ。」
私は、4年前のあの日の、アゴのきょとんとした顔を思い出した。
あいつ、本当はちゃんと上司に報告してたんじゃないだろうか。
なんじゃこりゃああああああ
後進は親身に育てる、そんな甘い期待は抱いてはいけないのだ。
それでは会社が成長しないではないか、と思われた人がいるだろう。ご明察。
その通り、成長しないのである。
なぜなら、給料がべらぼうに高いために、稼いだ人間は辞めてしまう。ボーナスは最大で、年間数億にもなる。当然勤続年数は短い。
すると、みな自分の在籍期間において収益が最大化できるようなビジネスを展開する。自分がいなくなった後は野となれ山となれ。
したがって、人が辞めた後のその人の担当部分は常に焼け野原である。
思い出して欲しい。
アジア通貨危機、テックバブル、サブプライム・・・
全てその時々で異常な利益を追求しようとリスクを看過した体質に問題の根幹がある。
5年~10年のサイクルで、同じ過ちを繰り返しているのである。新たな危機が起こるとき、以前の危機を知る人は極わずか。
「投資銀行に智恵は残らない」と言われる所以である。
年収
2006年度は3000万くらい。2007年度は2500万くらい。2008年度はたぶん1200万くらい
資格
証券外務員1種と証券アナリストと米国公認会計士(uncertificate)
>>201
ありがとう、助かる。私もログ取っておけばよかった
兄弟三人大学行って親父の給料370万の我が家…(´・ω・`)
世の中すごいね差が
>>204
うちのとーちゃんの年収はそれより低い
だから奨学金をたくさん取れた
もう少し遅く生まれていれば、学費もタダだったのに
母校は年収400万以下の世帯の学費を全額免除にしたらしい
久しぶりに尊敬できる人物に出会えた。
あなたのような人がいるなら、まだ日本は大丈夫。
それに比べて俺は……情けなくなる。もっとがんばろう。
>>202
私は全然立派じゃないよ
これからそのへんも触れていきたい
>>1は年に家族とどれくらい会ってる?
>>203
3年前のお正月以来会ってない
私はアゴの仕打ちにショックを受けたが、その程度で評価を下げられるようではいけないと思い、
証券アナリストと米国公認会計士を取得することにした。
どちらも、日本で投資銀行業務に従事する上ではそれほど重要では無いのだが、何か資格という、自分の価値を担保させるものが欲しかった。
5月から通信添削の講座を受け、毎日2時には仕事を中断し、会社の会議室で1時間勉強するようにした。
添削の課題は休日出勤の合間にこなし、残った時間は先輩に質問をしながら金融関係のモデルの演習に費やした。
日本の会社に行った友達が、ゴールデン・ウィークで友達が旅行に行っているときも、
初夏が訪れてみなが海に行っている間も、私はオフィスにいた。
ただひたすら、生き残るのに必死だった。その底には、
「私はアウトローだからそれくらいしないと人並みになれない」
という強烈なコンプレックスがあった。
やっぱ外資系コエエ……
>>212
受かると良いね
でもこれは昔の話だからね
BNFについてどうおもう?
また、今後の日本はどうなっていくとおもいますか!
>>215
あれだけ稼げるなら、何かお金を社会の役に立つことに使って欲しい
今後の日本については、、、ちょっと心配
俺は寝る。
とりあえず、1に一言。
あなたは良く頑張った。あなた自身が自分を立派ではないと言うなら、私は何も言わない。
その会社に行くために惜しみない努力を重ね続けたことも、尊敬したい。
たとえその努力が強迫じみたものだったとしても、それでも続けられたあなたの強さを見習いたい。
あなたは自分を強くないと言うかもしれないけど、そんなあなただからこそ見習いたいという人がいることを、忘れないでほしい。
最後に一言。
お疲れ様でした。良い日々を。
>>217
ありがとう、とても励みになる。ちょっとじわってきた(´・ω・`)
とりあえずは見てくれてる人のためにこれを完遂させたい。
初めての海外である。
パスポートを取ることからチケットの手配まで、全部秘書さんにやってもらい
「あんたホントに世間知らずねー」
と言われたのは正直悲しかった。
ニューヨークまでのフライトはビジネスクラスだったので、私は飛行機とはなんて凄いものなんだと驚いた覚えがある。
ちなみに、飛行機に乗るのもこれが初めてだった。
ところが味わう間も無く、疲れから就寝。起きると、搭乗機はJFK空港へと到着していた。
どうやってターミナルに出ればいいか分からず、トイレを探していたら迷子になり、
機転を利かせた同期が空港で呼び出しをして何とかタクシー乗り場にたどりついた、というのは内緒だ。
ホテルはタイムズスクウェアの裏にあり、私の実家より広い部屋だった。
それでも弊社は質素な方だった。
当時飛ぶ鳥を落とす勢いだったソロモン・ブラザーズの宿泊先は、グランド・セントラル直上のフィッツ・パトリックだった。
おいっ!
とりあえず結婚しようぜ!
>>216
いい人がいれば明日にでも
>>230
ニュータイプ
>>219
まとめブログ好きだったから、現場に出てみました
併せて、会社の長老達が出てきて、会社の歴史や逸話を語るパネル・ディスカッションも行われた。
欧米の学生にとって、投資銀行とは虚栄の篝火であるとともに、富と成功の象徴でもある。
彼らにとって、この長老たちは言わば本でしか読んだことの無い伝説の人物、というわけだ。
畢竟、彼らが長老たちに注ぐ視線は熱がこもっており、半ば宗教じみていた。
そんな大学の入学ガイダンスのような授業を午後3時~4時まで受けたあとは、それぞれ遊びに繰り出す。
東京での過酷な生活から一転、享楽の2ヶ月間が待っている。それがニューヨーク研修の慣わしだった。
ご多分に漏れず、私も初めての海外を満喫すべく、昼間は色々なところを観光してまわった。
休日の昼に、セントラル・パークでチーズケーキを食べながら洋書の専門書を読むと、なんだか海外の大学院に無事来れたかのような錯覚に陥った。
夜は夜で、会社主催のパーティが週に3回程度の頻度で開催される。
クルージング・パーティ、クラブを貸し切ったダンス・パーティ、高級レストランでの会食。
何から何まで初めての経験ばかりだった。
ジョージ・ソロスやジムロジャースを生でみたのか?!
>>237
バフェットたんが来てた
あと、アズワス・ダモダランとか、色々来てた。
>>239
vipはみんな友達だっぜっ!
人の生き血を吸ってるんだぜ
浄財が必要だな
>>241
味わい深いこと言うね
私もそう思う
文章の書き方講座みたいなのも受けたの?
どういう点に気をつけて文を書けば、こういう読み易い文章書けんの?
>>244
褒めてくれてありがとう!
書き方講座どころか、こんなに長い小説(伝記?)風の文章書いたのも初めて。
頭に浮かんだままを書いてる
尊敬もする
くやしい
>>245
大丈夫、何とかなる
そう思って明日を生きよう
バカなの?荒らして欲しいの?
>>248
バカです。誰にも話せない話を聞いてもらいたかった。
リアルの友人は、ライバルだったり微妙な関係だったりで、全てをそのまま話せるわけじゃない。
実際に交友があると、事実を話すことで失うものもある。
そういうものから自由になれるのは、ここしか無かった
その全てを紹介したいところだが、ここではそのうちの一つを紹介したい。
ボブという韓国人がいた。
彼は研修の時に隣の席だったので、よく話していた。私は拙いながらも、英語の練習にもなると思い、彼とよく昼食を取った。
中学に上がるときに渡米したボブは、既に米国籍を取得しており、名門ペンシルバニア州立大学を出ていた。
金融界では、ペンシルバニア州立大のウォートン校と言えば、ハーバードやスタンフォードとは比べ物にならないエリートである。
私が英語が不慣れなこともあり、彼は積極的に話題を提供してくれた。
故郷のこと、アメリカに来た理由、人種差別、米国の政策、金融の行く末、将来の夢。
多くの場合、私は感想を二言三言述べるだけだったが、彼は実に楽しそうに話すのだ。
それが嬉しくて、私は彼に対して非常に親しい気持ちを抱いた。
一方、私は研修中にニューヨーク州の米国公認会計士試験を受けることになっていたので、
ボブや同期の飲みの誘いを断って、一人でホテルで勉強していることが多かった。
クラブという場所が慣れなかったこともあるが、心のどこかで、それが仕事とはいえ、
こんな贅沢をしながらクラブと洒落込む、というのは気が引けていたのだった。
しかし、試験を終えた後、飲みの誘いを受けて、私はグリニッチ通りの会員制バーに行った。
そこで私は非常に怖い思いをすることになる。
まずそこで逃げ出しくなったのだが、めかしこんで来た上に同期もいる手前、拒否は出来なかった。
そこかしこでポールに抱きついた女性が踊っており、
ソファに座っている男性にまたがる形で、裸の女性が官能的な眼差しを振りまいていた。
彼女達の美しさに感心したのも、束の間。ボブがおかしいことに気づく。
私は女の人達をぼーっと見ている。ボブはこちらを見ている。私は気づかない振りをする。ボブは視線を逸らさない。
そのうち、周りの同僚が囃し始めた。そして話しかけてきた。
男「1、ボブの気持ちは知ってるだろ?」
1「何のこと?」
男「何って…、君らは仲良いじゃないか」
1「うん。それで?」
男「…」
それで収まるかと思っていたが、男性陣はテキーラショットを煽るように何周もやっている。
ボブはさらに酔う。髪を触ってくる。
やめてくれ…と思いながらも、出かける前にシャンプーとリンスしてきたあたしGJ!とひとりごちる。
そのうちベロベロになった男性陣が一人、また一人と嬢を連れて個室へ消えていった。何をしていたのかは知らない。
そろそろ帰ろうかと思った頃、ボブが囁く。
ボブ「僕らも行かない?」
とどこかで読んだ
>>290
それフランス人だと思う、たぶん
1 「私、勉強しなくちゃ!」
ボブ「試験はもう終わっただろう?課題だって、さっき僕に教えてくれてたじゃないか。君が終わってないはずがない」
まずいまずいまずいと思いながら頼みの女性陣に視線をやると、
女 「ハーイ、私と遊ばない?」
女は女でジンをガンガンいっており、ストリップ・バーで逆ナンするという荒業を展開していて役に立たない。
東京の同期に至っては、ゆでた餅みたいになった顔を白人の男に嘗め回されていた。彼らのキスは相手を食ってるみたいに見える。
そのままボブに強引に手を引かれ、私は個室に入ってしまった。
入ってから私はドアにもたれながら逃げようとする。ノブはボブが握っていて、ドアは開かない。
1 「ボブ!なんでこんなことをするの!?」
ボブ「僕の気持ちは知ってるだろ。君だって、僕といて楽しかったろう?」
1 「それとこれとは話が…」
キスで口を塞がれた。ファースト・キスだった。
あー、なんていうか……生きろ。
>>290も言っているように、恋愛の作法というのは各国で違いがある。ということが言いたかった。
例えば、中国人は婚前交渉についてかなり嫌悪感を持っているし、韓国人の男は凄い強引
フランス人の男も女も食事がただの食事で済まないし、アメリカ人は「付き合いましょう」的なプロポーズが一切無い。
かくして、いい思い半分嫌な思い半分、色々なことを学んで私は帰国した。
その後のボブのとのやり取りはそれはそれで修羅場ったのだが、それはまた別の物語ということにしたい。
ニューヨーク編 糸冬
>>307
概ね済んだ。
キングクリムゾンし過ぎwww
>>308
書いてて悲しいのとアホらしいのでキレイに文章書く自信が無くなっちった
>>315
では筆を取ることにしますわ・・・
キスをされてまず思ったのは、
(ボブ意外と唇柔らかいな)。
人間、予想外の出来事に出くわすと、何処かピントのずれたことを考えたりしたりしてしまうものである。
しかし、次の瞬間には思考が賢者モードに切り替わった。ボブが舌を入れようとしてきたのだ。
私は歯を閉じて舌の進入を拒む。ボブはなおも侵攻する。まずい、こいつ本気だ。
そして顔をのけようと手を顔に近づけると、向こうは向こうでこちらの両腕をホールド。しばし近距離組手タイム。
しかしボブは強かった。兵役が終わっていたこともあって、膂力は申し分無い。
そのうち、どうやったのか分からないが私の腕はX字型に固定され、再びキスされた。
(もうだめだー・・・)
もうどうしようも無い。絶望とはまさにこのこと。世の中に正義は無いのかとか本気で思った。
しかもボブは空いた手で色々と触ってきた。
(きさんそのヴィクトリア・シークレットさんがいくらすると思っとーと!?)
と心の中で叫んでいた。涙が、流れた。
ボブ「・・・1、どうしたの?」
1 「・・・coward」
ボブ「・・・え?」
1 「この卑怯者!」
と叫んで張り手一閃。
と行きたいところだが、完全なマウント・ポジション下での張り手カウンターは力が入りきらず、いまいちだった。
ボブ「!!何すんだよ!?」
1 「強引にするなんて最低!もっと他のやり方あるでしょ、場所だってあるでしょ!あせdrftgyふじこ!!!!」
と相手のお家芸である火病状態で覚醒していたら、再度顔を近づけてきたので、やむなく全力で頭突き。
ボブ「アーーーーーーーーウ!」
その隙にドアを開けて全力で外へ。タクシーを拾って即ホテルに向かう。
服が乱れまくってたのでタクシーの運ちゃんにも微妙に襲われかけながら、何とかホテルに到着。
日本人って尻軽だと思われてるのか?と本気で思った夜だった。
ついでに、一張羅にしようと思って買ったアルマーニのドレスは色々とアレなことになってて、気持ち悪かったこともあって捨てた。
歯を磨いて、シャワーを浴びた。浴びてる途中、思い出してまた泣いた。本当に怖かった。
漫画で見ていたようなドラマはそこには無く、異国にまで出張してきた田舎娘の幼さが踏みにじられた残酷さがただあった。
シャワーの水滴が頬を伝う。どれだけ涙が流れているのか分からないが、頬を伝い流れるシャワーの水全部が自分の涙のように思えた。
そのまま寝て起きると、外は小雨だった。空が自分のために泣いてくれているようで、少し気が晴れた。
ボブ外伝 糸冬
>>356
そこなんだよな。
研修から帰ってきた後は仕事の話ばっかになっちゃうから、
仕事以外の話を軸に書いた方がたぶん読みやすいと思うんだが、
自分としてはどういうのを軸にすれば面白く読んでもらえるのかで悩む
やべ、今朝歯医者の予約入れてたんだった。あたまいてえ
>>359
おk そうする
ノ へぼ外資だったが私もクビになた。
活力湧かずため息だらけに過ごしてる自分が恥ずかしくなりながら、読んでいる。
>>360
今はため息だけでいんじゃね?
そのうちそれにも飽きて動き出すだろうから
やる気起きないときは無理に何かしても辛いだけ
>>361
ありがとう
ずいぶん遠いところに行ってきた感じがするよ
>>363
分かった、適当に書いてみる
>>367
二浪して大学行こう
新聞奨学生とかもあるし、何とかなるよ
一年遅れたんだから、もう一年遅れたって大した差は無いさ
いや、働かされた、のか?今となってはどちらか分からない。
とにかく3年目の中ほどまでは盲目的に降ってくる仕事を、選ばず、ひたすらこなした。
昼はカフェインを大量摂取し、夜帰ることの出来た日は携帯電話を枕にして眠り、毎日ゾンビになったような気分だった。
初めてボーナスを貰ったときは今でも忘れられない。
当時は景気が悪く、大した額では無かったが、それでも同級生の年収程度には貰うことができた。
私は半分を両親に送金し、残りの半分を貯金した。ところが、数日して、両親に送ったはずのお金が振り込み返されてきた。
しばらくして手紙が届いた。メッセージが書かれていた。
「親からの愛は、わが子への愛を以って、報いるべし」
相変わらず達筆だなと思いながら
(悪いがとーちゃん、まだ結婚はできんとよ。いい人もおらんっちゃもん)
そんな風に思いながら働いてるうちにどんどん時間が過ぎた。
うちの親は子供にかけた金より親に買ってやったマンションのが確実に高いなw
>>370
親孝行の鏡だね
そう、投資銀行での勤務は最初の三年が一区切りというが慣例だ。
それを終えた社員は、そのまま残ることを打診された人の他は、
会社を辞めてMBAを取りに海外に留学するか、転職をすることになる。
分かりやすく言えば、大学と同じだ。
普通の人は、学部で卒業する。勉強好きで成績の良い人が、修士に進学する。もう勉強極めようと思った人が博士に進学する。
その中でも変わり者かつ優秀(と評価された)な人間が、大学で教鞭を取る。
投資銀行も同じく、年収が数億だとか数十億になる人間とは、大学における大学教授と同じく、よほどの変わり者か天才のどちらかなのである。
私はと言えば、その次のオファーを貰うことができた。
しかし、私は正直迷っていた。このまま働き続けるかどうか、留学をしなくてもいいのか。
実家の両親からしょっちゅうお見合いの写真が送られてくる。それなりに興味はあるのだが、お会いする時間が取れない。
このままでは子供を授かることなく人生を終えるかもしれない。次の3年を終えれば30は目前。初産が厳しくなってくる。
そんなことを考えながら、踏ん切りがつかずにいた。
>>372
そうれす
いい人いたら紹介してください
ニートなんで時間はたくさんあります
>>1が羨ましい。
>>1に比べればカスのようなもんだけどorz
>>377
生まれれば変わるらしいぜ
めちゃくちゃかわいいらしい
仕事に支障が出るからなぁ。
それこそ友人じゃないけど、
男性のスペックに依存する人生になりそうで怖い。
>>395
>男性のスペックに依存する人生
女の場合、どんなに仕事ができても、魅力的でも、
既婚かどうか、既婚なら夫はどんな人か、っていうところが注目されるのが辛い
教養時代のクラスが一緒だった仲間たちで、既にちらほら既婚者がおり、子供が出来た人も何人かいた。
そこで私は面白い現象を耳にする。
女性陣の結婚ターゲット層、銀行や証券、保険といった、言わば派手すぎず地味すぎずなかなかの給料の業種なのだと言う。
逆にテレビ局や広告の男性は、遊び人であるリスクが高く、現実的でないと言う。
(なんだか狩人というか、投資家の会話みたいっちゃ)
彼女らはワークライフバランスのとれた生活を送っているのだろう。肌は美しく、髪もしなやかで、服もきれいだ。
私は、大分老け込んだ気がする。
目にはかすかに隈が刻まれ、最近はファンデのノリも悪い。ヘアパックをする時間は全く無い。
服はいつもアルマーニ、靴はバレンシアガ。われながら色気は全く無い。とりあえず買って着てるというのが正しい。
彼女らは恋の話に華を咲かせる。私はそれに加われないのが悲しい。
それに、自分の仕事を言ってなかったせいもあって、大学を出てから恋人は一人もできていないと言うと、彼女らは驚いた。
「まあ、色々とあるものね。いい人が見つかるわよ」
私には彼女たちの視線が
「この人、いったい何をしてたのかしら」
と言っているように見えて、少し寂しかった。
俺も>>1みたいに強くなりたいです
>>379
褒めてくれて嬉しいけど、じぇんじぇん強くないからそう言われると切ない
「理恵って、実業家と結婚したんだってー」
「へー年収どれくらいなの?」
「なんか2000万くらいって言ってたよ」
「ふーん、大したこと無いね。それに自営業でしょ?超不安定じゃん」
「だよねー。やっぱ自営業なんだったら、相当貯金とか資産無いと不安だよね」
異次元の住人の話を聞いているようだった。
その男性の人柄だとか、出会いだとか、そういった話は全てすっ飛ばされていることに違和感を覚えた。
学生時代は、みんなもっと素朴な話をしていなかったか?
「あ、そうそう。恵理は外資系の証券マンと付き合ってるんだって!」
「へー凄そう。で、いくらくらいなの?」
「2000万近いらしいよ」
「凄い!年はいくつなの?」
「30半ばらしいよー」
「でも30半ばなら全然アリだねー、恵理勝ち組だなー」
「勝ち組だなー」という言葉が私の頭でこだました。
いかに条件の良い男性と付き合えるかが、自分の魅力であり、自分の価値の証明であるかのように嘯く。
しかしそんなのは本当に幸せだろうか?それなら、ビル・ゲイツと結婚するのが一番っていいことになるのかしら?
では、逆に考えれば、凄く良い人だと思う人がいても、その人が収入が低かったりすればアウトなのだろうか?
そしてそういう目で、他人の伴侶を品定めするのだろうか?
それは、傲慢ではないのか?
そんな風に自問自答をしていた私に友人の一人が声をかけ、私はふと我に返る。
友「1はどういう仕事してるの?」
1「え・・・証券会社」
友「へー、なんてとこ?」
1「いや、たぶんみんな知らないと思うから」
友「そうなの?いくらくらい貰ってるの?」
1「(ええええ、、いくらくらい貰ってるもんなんだ、普通は?)
・・・600万円くらい?」
友「あーやっぱそんなもんだよねー。私バリバリ働く仕事じゃなくて良かったな」
いくらと言えば色良い返事が貰えたのかは分からないが、
恵理の彼氏とやらの年収を超える実際の年収を言っても満足してもらえないのは明らかだった。
しかし社内教育は充実しているんだな…
外資やコンサルって、初めから転職を念頭に置いている人にとっては魅力的な職場だよね
ああ、就活どうするべきか…
>>386
長期的に見れば、社内教育は日系の方が充実してるよ。
コンサルはともかく、証券会社は新卒で行くのはオススメしない。
証券新卒がお薦めできないってのは、外資に近い成果第一主義だからかな
ともかく俺みたいなのの質問にご親切に答えてくれてありがと!
なるほど、私がこれまで参入していなかった結婚マーケットというのは、私が想像していた以上にシビアであるらしい。
結婚はしたいと思っているが、人の収入と言うふんどしで相撲を取るなんてまっぴらごめんだ。
お嫁さんになろうとすればするほど、このジレンマと戦わざるを得ないのだろう。
店を出て、みなは二次会に行くと言う。頬はほんのり赤く上気し、声は明るく、楽しそうだ。
でも私はそこに行っても楽しめないだろうという直感があった。
いつの間にか、私は異邦人になってしまったかのようだった。
みなに断りを入れ、用事があると言い、タクシーを拾ってオフィスに向かう。
後輩を一人置いてきたのだ。せっかくの休日だから、彼女と過ごす時間も欲しいだろうし、部屋の掃除もしたかろう。
幸い、私の部屋で待つ人はいない。汚すほど家にもいないし、家事は家政婦さんがやってくれる。
今日は後輩のために人肌脱いでやろう。そして仕事が終わったら、またカルボナーラを食べよう。
そんなことを考えながらタクシーは外苑西通りを走る。
車窓から覗くイルミネーションはいつもより眩しく感じて、少し居心地が悪かった。
「やっぱり、まだ働こう」
涙で、イルミネーションは滲んだ。
家政婦雇ってるのかよ
っていうかその同窓会のとき>>1は何歳くらい?
>>388
週1回、6千円で何から何までやってくれるから、たまに頼んでた。
そのとき25。社会人3年目の冬。
なんかもったいないな
>>394
割と浪人も多いから、年齢は若干ばらける。
あと、そのときの同級生女子6人いたけど、結婚したのは2人だけ。
結局みんな値踏みし続けて買わないまま時が過ぎている
たぶんこれからも変わらない
なまじ頭良くて旦那の稼ぎ目当ての女だとめんどくさそうだ
>>389
当時は婚活って言葉も無くて、今のようにイベントとかがあるわけじゃなかったけど、
合コンを毎日のように精力的にこなす人たちがいた
でもこういう人たちは少数派です
ちょっと休んじゃ、、、だめかな?
超うれしい。。。*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:*
それではちょっと休みます。もし落ちていたらパー速に・・・
おやすみなさい
ではパジャマニートは布団で極楽タイムに入りまつ・・・
俺みたいな寝落ち組宛かw
保守
>>422
帰ってきてくれて嬉しい
べ、別にあなたたちのためじゃないんだからねっ
転職作で普通のサラリーマンと結婚して貯金で家を一括購入して悠々自適の主婦生活とかも出来るだろうから幸せそうな将来があって羨ましい
>>424
>転職作で普通のサラリーマンと結婚して貯金で家を一括購入して悠々自適の主婦生活とかも出来るだろうから幸せそうな将来があって羨ましい
それは諸般の事情により諦めています
- 466 名前:1 ◆RWwEbHEhig [] 投稿日:2009/02/19(木) 16:05:05.70 ID:ZJHTbWj30
- うおおおおおおおおおおおお!まだスレ残ってた!
* + 巛 ヽ
〒 ! + 。 + 。 * 。
+ 。 | |
* + / / イヤッッホォォォオオォオウ!
∧_∧ / /
(´∀` / / + 。 + 。 * 。
,- f
/ ュヘ | * + 。 + 。 +
〈_} ) |
/ ! + 。 + + *
./ ,ヘ |
ガタン ||| j / | | |||
――――――――――――vipヌクモリティに乾杯!
【今日の報告】
ヘッドハンターに会ってきた。同業でいくつかポジションがあるとのこと。
各社の思惑ははっきりしている。どこの会社もこの不景気を利用して人材を刷新しようとしている。
中でも、営業に当たるカバレッジ・バンカー、それも新卒でこの業界に入っていて案件組成ができるバンカーは重宝がられる。
しかし私は正直乗り気ではない。
次はまったく別の世界を見てみたいのだ。
今晩は、某社の人とディナー面接がある。
先方の話を聞くつもりでのんびり行ってこようと思う。質問的なレスにレスしたら、また投下していくのでよろしくぅ!
- 469 名前:1 ◆RWwEbHEhig [] 投稿日:2009/02/19(木) 16:14:07.26 ID:ZJHTbWj30
- 保守してくれた人たち、全力でありがとう。
- 470 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/19(木) 16:16:01.82 ID:3UedMsHLO
- >>1おはよう
おかえり~ - 472 名前:1 ◆RWwEbHEhig [] 投稿日:2009/02/19(木) 16:22:24.66 ID:ZJHTbWj30
- ***
さて、これから書く話は、私がクビになった経緯になるかと思う。
少々長くなると思うが、お付き合い頂きたい。
しかし、私は少なからず不安だ。
と言うのも、それは特定されるかどうかなどとうことではなく(それはされても別に問題無い)、
今まで応援してくれたみんなの反応がどうなるか、という点に恐怖している。
それでも私が離れている間、スレを保守してくれた人の気持ちに応えるべく、つらつらと書いていきたい。 - 473 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/19(木) 16:25:12.54 ID:bgqX/bGA0
- まさか不倫ではあるまいな
- 474 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/19(木) 16:28:56.27 ID:1yGP2qxl0
- ドロドロですか?
- 475 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/19(木) 16:30:05.76 ID:vYvaPJOuO
- 何だろうと最後まで見届けるつもりです
- 477 名前:1 ◆RWwEbHEhig [] 投稿日:2009/02/19(木) 16:36:12.03 ID:ZJHTbWj30
- 私は職位が一つ上がった。アナリスト・プログラムを終え、アソシエイトになった。
話に入る前に、背景の説明をしておこう。外資系証券会社の職位は多くても5つだ。
奴隷と揶揄されるアナリスト(Ana)、そして奴隷使いであるアソシエイト(Aso)、中間管理職ヴァイス・プレジデント(VP)、
最後に、実質上の最高職位であるマネージング・ディレクター(MD)だ。
会社によってはVPとMDの間にシニア・ヴァイス・プレジデント(SVP)と呼ばれる職位があったり、それをディレクター(Dir)と呼んだり、
マネージング・ディレクターの更に上のパートナー・マネージング・ディレクター(PMD)があったりする。
私のいた部門では、VPまでは3年ごとに昇進のプロモーション会議に諮られる。
つまり、Ana3年生でAso1年生に上がれなければクビだし、Aso3年生でVP1年生に上がれなければクビだ。
VPからMDに上がれるかどうかは、全くの実績勝負になるが、通常数年以上を要する。
そしてこのMDというタイトルが年間数億から数十億のサラリーを受け取るmilionaire employeeなのだ。
多くのAna達は、いつの日かMDになることを夢見て、日々の奴隷生活に耐えている。そしてそれを知っているから、上司達はAnaをこき使う。
言わば、投資銀行の上下関係とは、調教師が馬にまたがり、目の前にニンジンをぶら下げながら必死にムチを振るっているようなものだ。 - 479 名前:1 ◆RWwEbHEhig [] 投稿日:2009/02/19(木) 16:43:57.72 ID:ZJHTbWj30
- かく言う私も、雨のようにムチを浴びながら最初の3年を過ごした。
毎日帰れるかどうか分からない生活。金曜日には必ず「これ、週明けまでにやっておいて」と膨大な仕事が降ってくる。
休日を取った記憶は無い。
社内の内規では、会社側のリーガル・チェックを兼ねて年間5日間の連続休暇の取得が義務付けられていたが、
東京では有名無実で、私は長期期間中にはジーンズを履いて出社し、ノートPCで仕事をした。
お盆もクリスマスも、正月もバレンタインも無かった。
切ない思いをするような余裕も無く、砂漠を歩くような気持ちで毎日会社に通っていた。
今思えば、こんな生活が破滅の序曲であったのが、それを知るにはまだ私は若過ぎた。
私は25歳の春を迎えた。 - 480 名前:1 ◆RWwEbHEhig [] 投稿日:2009/02/19(木) 16:49:34.39 ID:ZJHTbWj30
- 配属は事業法人部を希望した。まあ営業のようなものだと思ってもらえればいい。
営業(カバレッジ・バンカー)が取ってきた仕事を、主に内勤している人々(プロダクト・バンカー)が形にして、サービスとして提供する。
この辺を詳しく書いていると日が暮れるので、興味がある人が質問してくれたら答えることにする。
同期のアゴは内勤を選んだ。誰もが、内勤の仕事を選んだ。
それには明確な戦略的な動機があった。
投資銀行では新卒で入社した人間達をプロパーと呼び、その多くがプロダクトの部署に配属される。
それは、内勤の部署が研修およびAna時代の奴隷生活で叩き込まれるスキルやノウハウを必要とするために、
MBA卒や中途採用の人々に対し、圧倒的な優位性を発揮できるからである。
そしてこれらの部署は資本市場部と呼ばれる部署を除き、クビのリスクから最も遠い職場なのである。
つまり、プロダクトに進むということは、新卒である強みを活かし、なおかつ長期的なキャリアと財産の形成を図ることができるということを意味した。
では何故私が営業、カバレッジの仕事を選んだのか。
それは非常に素朴な理由だった。
- 482 名前:1 ◆RWwEbHEhig [] 投稿日:2009/02/19(木) 16:55:55.01 ID:ZJHTbWj30
- プロダクトは、案件の死刑執行人である。客を生かすも殺すも、彼らの自由。
彼らがちょっと数字をいじれば、顧客が我々に支払わなければならない手数料、様々なコストは億単位で変動する。
それが故に、プロダクトでは水をも漏らさぬ慎重さと正確さが要求され、勤務時間も殺人的なものになる。
そのため、彼らのプライドは非常に高く、客を見下すような態度を取ることもしばしばであった。
「ここのこれ、どうしますか?」
「まーあいつらメーカーだし、細かいことどうせ分からないから、もうちょっと乗っけとけよ」
「そうですね。どうせ我々がこの合併やらなきゃ遅かれ早かれ潰れるんだし」
「おい、ちゃんと他の手数料請求するのも忘れるなよ」
「我々一人当たりに月300万ってやつですよね?」
「そうそう、それが俺達の夜食代とタクシー代になるんだから、きっちり頂かないとね」
そんな会話が、プロダクトの頂点、M&A部では何の罪悪感も、疑問も持たずに交わされていた。
- 483 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/19(木) 16:58:36.89 ID:bgqX/bGA0
- 別世界過ぎてぜんぜん想像付かない
- 487 名前:1 ◆RWwEbHEhig [] 投稿日:2009/02/19(木) 17:06:12.13 ID:ZJHTbWj30
- 実は、私は当初ここ、M&Aに配属される予定だった。
理由は知らない。おそらくは私の人見知りする性格や、コツコツ仕事をする姿勢が、向いていると思われたのだろう。
しかし、上司は私の本質をよくは理解していなかった。
私は、元を正せば、農家の末っ子だ。
春にはレンゲの花が咲き乱れる田んぼで遊び、夏には川にザリガニを取りに出かけた。
秋には焼き芋や干し芋をおやつにして、冬は母に甘えながらこたつで過ごした。
農作業でゴツゴツとした母の手は、みかんをきれいにつるつに剥き、それがなんとも頼りがいのあるように思えたものだった。
父は学歴が無い分、非常に厳しい倫理観を持った人で、よく私は納屋の柱に縛り付けられて放置され、
世の中のやっていいことと悪いことの基準を教えられた。
我々の顧客である企業には、たくさんの人々が働いている。
形はどうあれ、多くの場合それらは、従業員の努力の賜物であり、血と汗と涙の結晶であり、人生そのものなのだ。
人の人生を踏み躙るように扱っていいと教えられたことは、幸か不幸か無かった。
いや、キャリアから見れば不幸であったことは間違い無かった。そのまま黙ってM&Aにいれば、今も私は会社にいただろう。
しかし、決定的な事件が起こった。 - 488 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/19(木) 17:10:36.53 ID:Kt8JV+NTO
- >>487
これも漫画のようだwいい環境だったんだね - 489 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/19(木) 17:12:22.86 ID:1yGP2qxl0
- 田舎の農家は非常に親近感を覚える
- 494 名前:1 ◆RWwEbHEhig [] 投稿日:2009/02/19(木) 17:19:01.44 ID:ZJHTbWj30
- うわ、友達が遊びに来ちゃったんでまた夜に投下します!すいません↓
- 496 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/19(木) 17:25:46.91 ID:bgqX/bGA0
- なーにー!1!!1
- 497 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/19(木) 17:30:21.38 ID:kPcpbAVn0
- やっちまったな!?
- 499 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/19(木) 17:40:10.57 ID:1yGP2qxl0
- >>1のじらしプレイハアハア
- 502 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/19(木) 17:45:18.07 ID:qiA+tRqz0
- >>494
お友達は親兄弟と一緒くらい大事なものです。行ってらっしゃい(´・ω・`)ノシ - 516 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/19(木) 19:40:29.24 ID:IvijO/VF0
- 証券マンは勝ち組なんだろうけど人として負け組みのように思えてきた
- 517 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/19(木) 19:46:08.66 ID://rK1Pvp0
- うまいこと30あたりまで残れたら退職して院でもう一度のんびりして
その後ゆるい企業に入っちゃえばいい人生そうだけどなー
ただ普通だったら一番身体と金の自由がきく20代がないのは人によって評価わかれるだろうな - 518 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/19(木) 19:55:09.10 ID:BdIWoz4y0
- 高給よりも初任給20万で残業もなしでのんびり働けてる今のが幸せかもしれん・・・
- 521 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/19(木) 20:09:53.73 ID:20pTopgRO
- 初っぽいとこ忘れないで欲しいな。こっちは低学歴低収入貧乏負け組で子持ちでも何とか楽しく生きてる。
人の役に立つ仕事に就いて能力フル活用しる。
もうね、必要な業種だろうけど大金が右へ左へ動く虚無な世界では何も生まれないよ。
ほ - 525 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/19(木) 20:57:09.64 ID:uVYAcpc+O
- >>521
よく言った楽しく生きてる
これが全てだな - 529 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/19(木) 21:16:35.81 ID:ZJHTbWj30
- おまいら保守ありがとう!戻ってきたぜ。
結局外に飲みに行ってしまった。
これから順次投下していく。
何か聞きたいこととかあれば随時レスしてくれると嬉しい。
それでは↓
- 533 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/19(木) 21:24:52.95 ID:fLW6JK2VO
- >>529
おかえり
何飲んできたんだ?
酔っぱらいか?>>533
焼酎のボトルを2本ほど。
酔うまで飲もうかと思ったけど、自分の投下を待ってくれている人がいると思ったから、
そこそこにして帰ってきたちょっと酔ってる
- 531 名前:1 ◆RWwEbHEhig [] 投稿日:2009/02/19(木) 21:21:49.44 ID:ZJHTbWj30
- それはある外食企業による買収案件を担当したときのこと。
その買収にはかなりの資金が必要だった。
弊社が資金調達を担当するとともに、過剰な設備や事業を売却して資金を確保することが必要だった。
しかし、その会社の株式は市場での反応が宜しくなく、十分な資金を調達できる目処が立たなかったため、
我々は企業政策の聖域である人事に手を入れることになった。
日本の労働法では、従業員を簡単には解雇できない。告知時期や整理解雇4要件など、クリアしなければならない問題が山積していた。
それらを解決するために、私は、法律事務所の弁護士と協議しながら、架空の稟議書などの文書作成を始めた。
毎日が苦悩の連続だった。
買収後のモデルを回すと、どうしても株式発行による資金調達では足りない。銀行とブリッジ・ローンを組成しなくてはならない。
しかし人件費および販売管理費が大きい現状では、大きな融資枠は期待できない。
ここは足元のキャッシュフローを犠牲にしてでも、人員整理を断行し、長期の事業継続性を銀行に説いて融資を取り付けなければならない。
そんなことは分かりきったことだ。
この3年間、財務諸表を見るだけで問題を発見し、解決する能力やスキルを叩き込まれてきた。
だが、財務諸表の上では単なる数字であるこの部分には、多くの従業員の人生が乗っかっているのだ。
- 532 名前:1 ◆RWwEbHEhig [] 投稿日:2009/02/19(木) 21:24:03.96 ID:ZJHTbWj30
- 今、製造業における派遣切りが問題になっている。一方で、トヨタ自動車の13兆円超の内部留保を批判する声も聞く。
これも同じ問題だ。
企業の内部留保は、すぐに現金および現金同等物に兌換可能なものではない。企業側も派遣を切りたくて切っているわけではないのだ。
これも分かりきったことだ。
問題は、だがそれでいいのか、ということだ。
企業は誰のものなのか。株主のもの?従業員のもの?経営者のもの?いいや、みんなのものだ。
苦しいのはみんな一緒だ。弱者を切り捨てていくようでは、わざわざ人が社会を形成した意味はどこへ行ってしまうのか?
そんな葛藤を抱えながら、私は業務を遂行した。案件は成功した。
どれほどの従業員が犠牲になったかは知らない。私の耳に彼らの声は届かない。
「こら1!なんばしよーとね!されたら嫌なことは人にしたらいかんち言うとろうが!」
父に母に、叱られた気がした。
法律事務所の豪華な会議室は、実家の納屋と同じ陰鬱さを湛えており、
私は誰に言われるまでも無く二度と同じ仕事をすることは無い予感に包まれた。 - 534 名前:1 ◆RWwEbHEhig [] 投稿日:2009/02/19(木) 21:27:52.07 ID:ZJHTbWj30
- それから私は、顧客の目線に立って仕事をしたいと思うようになった。
こうした姿勢はM&A部との軋轢を生む。当然だ。
凄く単純化した話をすれば、手数料を払う客と、払われる我々とでは利益が相反する。
顧客のために資金調達コストを下げれば資本市場部と対立し、無理なM&Aについては無理だと正直に言えばM&A部と対立する。
それでも私は人の涙をすするよりは、拭く仕事の方が、私にとって価値があるような気がしたのだ。
かくして、私は、事業法人部、General Industry Group(GIG)への配属を希望した。
誰もが驚いた。M&A部への配属を断って、クビのリスクも高く中途採用の百戦錬磨ひしめくGIGに行ったプロパーなど今まではいなかった。
だが誰にも分かってもらおうとは思わなかった。
どうせ、私はアウトローなのだ。望んで来た業界でもなければ、来るべくして来たとも思っていない。
ならば、自分の信条に従って仕事をしたって、いいじゃないか。
- 535 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/19(木) 21:31:54.36 ID:1yGP2qxl0
- おいおい…かっこよすぎるじゃねえか
- 540 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/19(木) 21:39:52.71 ID:r86iDuHL0
- 営業の仕事だと涙を拭けるの意味がわからない。
M&Aをしませんかと提案するのなら、結局は同じなんじゃないか?>>540
無理な提案をせずに常に妥当な提案を提示する、という意味では客の側に立てる。
M&A部としては、M&Aを執行しさえすれば手数料が入るので、その案件だけできればいいと思いがちだが、
営業はその後も継続的に顧客と付き合っていくので、より長期的な事業成長性などを勘案して提案を行う。ただ、究極的には手数料を頂いているので、大して変わらないっちゃあ変わらない。
そのへんも触れていきたい - 539 名前:1 ◆RWwEbHEhig [] 投稿日:2009/02/19(木) 21:36:08.76 ID:ZJHTbWj30
- 最初の3年間の勤務を終え、貯金はそれなりにあった。
仕事をクビになれば、海外で学位を取ればいい。
貯金が無くなる?いいじゃないか、別に。
何度だって文無しになればいい。元々、着の身着のまま飛び込んだ世界だ。
私は、その希望が受け入れられずにクビになるとしたら、それはそれで踏ん切りがつくとすら思っていた。
そんな私に下された辞令は予想外のものだった。
- 542 名前:1 ◆RWwEbHEhig [] 投稿日:2009/02/19(木) 21:42:32.24 ID:ZJHTbWj30
- 辞令は、ニューヨーク本社のM&A部への転属だった。期間は一年間だと言う。
私は何が起こったのか分からなかった。
投資銀行において、M&A部が社稷の館であることは既に述べた。そこは権威の象徴でもあった。
ニューヨーク本国のM&Aと言えば、希望しても行けるような場所ではない。
いや、そもそもニューヨークへの転属さえ、Mobilityと言って、全社員のうち特に優秀な人間が許されて派遣されるものなのだ。
前年に同期のアゴが上司の推薦を受けて選ばれていたこともあって、我々同期はニューヨークに行くことはもう無いだろうと思っていたのだ。
それも私が望んでもいないM&A部に。一体何が起こったのか? - 545 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/19(木) 21:49:26.97 ID:pgkPF3LO0
- アゴはほんとに優秀だったんだなw
>>545
優秀だったよ。 - 550 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/19(木) 21:54:46.25 ID:r86iDuHL0
- >>545
>>190によれば研修が終わった5月の時点からたった4年でクビだぞ。
優秀な奴と認められても、数年で評価が180度変わるなんて怖すぎる。 - 546 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/19(木) 21:50:58.22 ID:6QOPam/I0
- アゴは証券会社辞めた後どうしてるのか知ってる?
>>546
そのうち登場します - 547 名前:1 ◆RWwEbHEhig [] 投稿日:2009/02/19(木) 21:52:50.11 ID:ZJHTbWj30
- 同時刻、ニューヨーク、M&A部。
ニューヨークのM&A部の規模は、東京のそれとは次元が違う。
東京のM&A部が20人に満たない人間で全ての業種の企業買収・合併の執行と行っているのに対し、
ニューヨークのM&A部は総勢数百人を擁し、各業種ごとに東京を遥かに上回る規模のM&A部隊が存在する。
中でも、自己資本投資部(Principal Investment Area,PIA)は、選りすぐりのエリートを抱えていた。
PIAの大きな特徴は、日本であれば総合商社が行っているような自己資本投資の案件をも扱っており、
債券部に所属する特殊領域部(Special Situation Group)と連携し、
バブル期以降割安になってきた日本企業の不動産資産や事業への投資に注目していた。 - 554 名前:1 ◆RWwEbHEhig [] 投稿日:2009/02/19(木) 22:00:15.28 ID:ZJHTbWj30
- そこで、ニューヨークのPIAでは、本国と東京オフィスをつなぐ人材の育成を検討し、部内で人選を進めていた。
対象はAso1年生前後のクラス。本国への招聘コストが低く、専門も決まっておらず、なおかつ期待勤続年数が長い。
人選は難航した。
テックバブルの崩壊に伴い、グローバル規模で私が入社する前にアナリストの約半数がクビになっていたために、
そもそも採用数が少なかった東京では人材が枯渇していた。
首脳部はPIAの若手にヒアリングを行うことにしていた。
ニューヨークの研修で東京オフィスの人間と一緒であった彼らならば、
まだ実績を上げていない若手のポテンシャルについても把握しているだろう。
彼らはPIA所属のプロパーの若手を一人一人呼び出した。
しかし誰一人として、具体的な人物の名前を挙げることはなかった。
困り果てた彼らは、当時新進気鋭のAna3年生であったアナリストを呼び出した。 - 556 名前:1 ◆RWwEbHEhig [] 投稿日:2009/02/19(木) 22:05:35.46 ID:ZJHTbWj30
- 首脳部 「で、どうかね?東京から一人呼んで、こちらで鍛えるとしたら」
アナリスト「そうですね。1というAna3年生がいます。彼女は非常に優秀ですし、東京に染まりきってもいません。」
首脳部 「ほう、なぜそんなことを知っているのかね?」
アナリスト「研修で隣の席で、いつも会計やモデルを教えてくれました。おそらく、こちらのアナリストの教育も熱心にやってくれるでしょう。
そして、M&A部にはおそらく馴染まないでしょう」
首脳部 「どうして?」
アナリスト「未熟だからです。しかしPIAとしては最適の選択と考えます」
首脳部 「なるほど。ではその人物にするが、君はその女性のスタッファーとして色々とサポートしてやってくれ」
アナリスト「分かりました。任せてください」
スタッファー(Stuffer)というのは、仕事を振り分ける人だが、仕事上の悩みなどを相談する先輩役なども兼ねており、
仕事上非常に重要な存在である。
人を活かすも殺すも、スタッファーの胸先三寸で決まる。
彼は研修をトップクラスの成績で終え、直接ニューヨークのPIAに配属されたアナリストだった。
グローバルで500人近くいた同期の中で、PIAに配属された人間が五指に満たない。
その中でもスタッファーに選ばれるのはたった一人。MDへの階段を着実に上る。一つのエビデンスである。
彼は、いわゆるトップ・エリートだった。 - 557 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/19(木) 22:07:50.49 ID:IikqMdkPO
- なんか段々おかしくなってきてないか
>>557
ちょっと想像交えてる - 561 名前:1 ◆RWwEbHEhig [] 投稿日:2009/02/19(木) 22:11:31.70 ID:ZJHTbWj30
- 同時刻、東京。
かくして、M&A部を振ってGIGへの配属を希望したために社内でつまはじきにされた私は、
ニューヨークへの1年間の赴任が決まった。
私は少し迷ったが、受けることにした。(また海外に行ける。セントラル・パークでチーズケーキが食べれるんだ)
もうどうにでもなれという気持ちだった。東京の地獄のような生活が疲れていたこともある。
私は、古くからの友人に連絡を取った。彼にだけは、話しておいても良いだろう。
>>80に登場した、良き友人でもあり、良き教え子でもあった、省庁に進んだ大学の同級生である。 - 563 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/19(木) 22:13:47.29 ID:1yGP2qxl0
- おお久しぶりの登場
彼は省庁で何を・・・>>563
その頃は予算の編成をする仕事をしていたよ。
それは会社の国債を扱う部署の人から人づてに聞いてた。 - 565 名前:1 ◆RWwEbHEhig [] 投稿日:2009/02/19(木) 22:22:29.36 ID:ZJHTbWj30
- 会社からの帰り道に電話をかける。時期は2月下旬。まだ肌寒い。
でも今日は歩いて帰ろう。タクシーだと、すぐ家に着いてしまうもの。
時刻は深夜2時。出てくれるだろうか。もう何年も連絡していないのだ。
繋がった。番号は変わっていなかった。
何を話すというのか。海外に行くことになったということだろうか?たった1年間だと言うのに。
いや、そうではない。
私は見返したかったのだ。
私だって、立派にやっているんだよと、彼には言っておきたかったのだ。
彼が、電話に出た。
- 569 名前:1 ◆RWwEbHEhig [] 投稿日:2009/02/19(木) 22:30:24.21 ID:ZJHTbWj30
- 彼「もしもし?」
1「もしもし?」
彼「おお、久しぶりだなあ。何年ぶり?」
1「卒業式以来だね」
彼「そうかあ、もうそんなになるのか。あっと言う間だね。」
1「うん、昔が懐かしいね。今会社?」
彼「うん、今予算の時期だからね」
1「そっかあ、大変だね」とりとめの無い話が少し続いた。
- 571 名前:1 ◆RWwEbHEhig [] 投稿日:2009/02/19(木) 22:34:16.96 ID:ZJHTbWj30
- 彼「で、わざわざ電話をかけてきたってことは、そんな無駄話をしたいからじゃないだろう。どうしたんだ?」
私は彼の鋭さに感心して、少し傷ついた。無駄話をしたいというのは、いけないのだろうか。
1「うん、私実は証券会社で働いてるんだけどね」
彼「へえ、意外だな。研究所にでも行ってるのかと思ってた」
1「うん、私もそう思ってたよ」
彼「で、どうしたんだ?」
1「えっと、、、今度海外に行くことになって、、、だからちゃんとやってるよっ!って、、、知ってもらいたかったの」
彼「へえ、奇遇だな。俺も4月から海外なんだ。」
1「え!?ほんとう?」
彼「ああ、本当だ。省内の留学制度で、ニューヨーク大学のスローンっていうところに2年間通う。もう辞令も出た」
1「・・・」
彼「おい、なんだよ。どうした?」 - 572 名前:1 ◆RWwEbHEhig [] 投稿日:2009/02/19(木) 22:37:28.74 ID:ZJHTbWj30
- 私は携帯から耳を離して空を見上げる。偶然ってあるもんだなと思う。
学部時代、私は海外の大学院に行って研究職になりたいと言い、
あまり勉強が好きではなかった彼は将来仕事で行ってみたいと言っていた。
私たちは仲が良くて、学内の食堂で、渋谷のドトールで、話をして時間を潰した。
歴代のどの彼女よりも、私は彼のことをよく、深く知っている自信があった。
私が不本意な進路を選んでいさえいなければ、これまでの3年間も学生時代と同じように我々は過ごしていただろう。
そんな私たちが、逆の立場で同じ場所に行くことになったのだ。
ああ、あの学生時代のような日々がまた蘇るのだろうか。
- 574 名前:1 ◆RWwEbHEhig [] 投稿日:2009/02/19(木) 22:43:35.19 ID:ZJHTbWj30
- 彼「おい!何かあったのか!?」
彼の声で私ははっとする。携帯を手に持ったままぼーっとしていた。
1「あ、ごめんごめん。ちょっと星見てた」
彼「相変わらず抜けてんなあ。で、どこ行くの?」
1「内緒!」
彼「なんだよそれ!」
1「へっへ、でも遊びに行くよ。NYUはイースト・ビレッジとかに近いから、遊ぶ場所いっぱいあるよ」
彼「風俗もか!?」
1「ばか、そんなの無いよ」
彼「なんだ…金髪美人とにゃんにゃんできると思ったのに」
1「あんたほんと変わってないね」
昔とちっとも変わらない彼に半分呆れて、半分私は安心した。
内心、スーパーエリートでございと冷たくあしらわれたらどうしようと思っていたのだ。
私はプライベートの連絡先を教えて、引っ越したら連絡してくれと言って電話を切った。 - 578 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/19(木) 22:59:55.09 ID:1yGP2qxl0
- フラグがビンビンするぜえw
- 579 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/19(木) 23:00:21.33 ID:6/MWvSHR0
- 今日、仕事暇だったんで昔のメールを整理してみた。
5年前のガムシャラだった俺は、採用されることもない提案書を本社に何通も送ってた。
なんか懐かしさとともに今の惰性で仕事してる自分が情けなくなった。
そして、さっきこのスレに出会った。
なにかが胸に込み上げてくるのを感じた。とにかく>>1さん、ありがとう。
- 581 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/19(木) 23:03:07.17 ID:Fj7xmlbu0
- 俺も真面目に業務と向き合おうって思ったよ
ぬるい生活ですっかり爛れてたんだなぁ
>>581
仕事をするために生きているわけじゃないから、時に爛れるときがあったっていいと思うんだぜ
- 583 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/19(木) 23:06:55.15 ID:xAm0Vv8G0
- 自分もフリーターで資格を取るのを目標にしてるが
最近怠けてぬるま湯につかっているのを実感させられたわ。>>1 ありがとう。
>>583
私はただ流されてきただけだよ
みんな、そういう仕事に就いたらそれなりにやるもんだと思う - 580 名前:1 ◆RWwEbHEhig [] 投稿日:2009/02/19(木) 23:02:09.61 ID:ZJHTbWj30
- 3月の上旬までに私は東京での案件の引き継ぎを終えて、ニューヨーク行きの準備を整えた。
今回はビジネス・クラスではなく、エコノミーで行くことになる。
会社の誰もが、私のニューヨーク行きをいぶかしむ中、私はアゴと入れ替わりで東京を発った。
余談だが、アゴは本国で大型の株式資金調達にもいくつも関わり、でっぷり太って帰ってきた。
以降、彼はグローバルの案件で東京が絡む案件に常に関わるようになる。そして彼の上司は急速に業績を積み上げていった。
そして私は3月下旬、ニューヨークに向かった。
不安は無かった。
向こうは知らない人ばかりだが、寂しくなったら彼に会いに行けばいい。
そう思えれば、東京での生活よりもニューヨークでの生活は大分色づいたものになるように思えた。
空港に着くと、すぐホテルに向かう。3年前と違い、白タクにぼられることもない。勝手知ったる街だ。
今度の住まいは、ロウアー・マンハッタンのレジデンスで会社のすぐ近くだった。
階下にはスーパーもあれば、近くに大手量販店Best Buyもある。住み心地は良さそうだった。
- 584 名前:1 ◆RWwEbHEhig [] 投稿日:2009/02/19(木) 23:08:59.19 ID:ZJHTbWj30
- 翌日、書類上は休暇中ではあったが、オフィスに挨拶回りに行くことにした。
先方の人事はスタッファーにも紹介すると言う。
(PIAのスタッファーでどんな人なんかな?きっと凄か人やろねえ)
本社に行くのは3年ぶりだ。表札も何も無く、番地だけが書かれた質素なビル。
東京オフィスとは大違いである。
以前は学生気分だったが、今は違う。仕事で来ているのだ。
お気に入りのグレーのスーツで歩く。
東京のときは気にならなかったが、こちらではスカートをはいている人が少なく、みな非常にカジュアルな格好をしている。
私は凄く浮いていた。
- 586 名前:1 ◆RWwEbHEhig [] 投稿日:2009/02/19(木) 23:14:00.07 ID:ZJHTbWj30
- エレベーターで上階に進む。M&A部のフロアは15階から20階。PIAがあるのは17階だ。
エレベーターを出て、ガラス張りのドアの前で人事を呼び出す。
すぐにゴスペル・ソングを歌いだしそうな太った黒人が来る。やっぱり東京オフィスに来る人は美人なんだな。
彼女に案内され、私はM&A部の重いドアを開ける。ドアは非常に重く、女性の力では片手で明けるのはとても無理だ。
入ってすぐ、見慣れた顔があった。忘れもしない。
「久しぶりだね。ようこそ、ニューヨークへ」
そこにいたのは、ニューヨークでの地獄の3年間を生き抜き、顔つきばかりか体型まで変わってしまったボブだった。
- 587 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/19(木) 23:16:18.36 ID:6QOPam/I0
- ボブキターーーーーーーーーーーーーー!
- 588 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/19(木) 23:16:18.74 ID:10ijcakhP
- ボブwww
- 589 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/19(木) 23:16:38.85 ID:vYvaPJOuO
- ボブ……オラワクワクしてきたぞ!
- 592 名前:1 ◆RWwEbHEhig [] 投稿日:2009/02/19(木) 23:24:32.09 ID:ZJHTbWj30
- 声が出なかった。しかしすぐに自分が何故呼ばれたのか合点がいった。
彼が便宜を図ったのだろう。迂闊だった。
出発前にスタッファーの経歴を聞いてさえいれば、こんなことにはならなかった。
出発前は引継ぎが忙しく、いや、それは嘘だ。少し舞い上がっていたことも手伝っていつもの慎重さを失っていたのだ。
彼がいると知っていれば絶対来たりしなかったのに。
昔のボブはつるつるの顔をしていたが、今は目にクマが刻まれ、お腹が出て、無精髭を生やしていた。
「さあ、チームの面々を紹介する」
彼に連れられてデスクローテーションをしている間、私は笑顔で挨拶をしながら、心の中では恐怖でいっぱいだった。
ここは東京とは違う。襲われでもしたら、どうすればいいのだろう。帰ることもできない。
そんな雰囲気が伝わったのか、挨拶を終えてIDカードを作成して戻ってきた後、ボブが話しかけてきた。 - 593 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/19(木) 23:26:33.94 ID:vYvaPJOuO
- これガチで怖いだろ…>>1ガンバレ
- 595 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/19(木) 23:27:16.83 ID:1yGP2qxl0
- ボブらめぇぇぇぇ
- 598 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/19(木) 23:30:57.00 ID://rK1Pvp0
- 研修のときのボブがこんな先まで影響するなんて恐ろしいフラグだな
- 599 名前:1 ◆RWwEbHEhig [] 投稿日:2009/02/19(木) 23:32:54.22 ID:ZJHTbWj30
- 「1、何か勘違いしているようだけど、ここでは君は僕の部下で、仕事に手心を加える気は無い。
タイトルは同じでも、僕は君のスタッファーで、君が使えなければ、容赦無く東京に送り返す。
変わりはいくらでもいるんだからね。」私は拍子抜けした。てっきり夕食にでも誘われるかと思っていたからだ。
何だ、私の自意識過剰であったという訳か。
それならそれでいいが、私にとっては衝撃の出来事であったあの一件も、
彼にとってはあっさり横にのけられる程度のものだったのかと思うと、少し苛立ちを覚えもした。
いや、彼はそうでなくとも、職務のためには私情を捨てられる人なのだろう。
だからこそPIAでアソシエイトになることができた。
私はそう思った。ではなぜ彼が私に白羽の矢を立てたのかという疑問は、頭の隅に追いやってしまった。 - 600 名前:1 ◆RWwEbHEhig [] 投稿日:2009/02/19(木) 23:37:57.64 ID:ZJHTbWj30
- 1 「ええ、分かっているわ。これからも宜しくね、ボブ」
ボブ「宜しい。勤務は来週の月曜からだ。いくつかの案件を振り分ける。
週末を使って携帯電話の契約や、生活の設営をするといい。ブラックベリー(会社用携帯端末)は月曜日に支給する。」
私は会社を出て、南に向かって歩いた。牛のオブジェの横を通り過ぎ、さらに進むと、洋上に自由の女神を望む。
このへんは風が強い。前途多難な私の生活を象徴しているようだったが、逃げ道も無いからやるしかない。
(人生って、しんどかものやねえ)
これからは泰司と呼ぶことにしよう)が来たらすぐに遊びに行こう。
コートを忘れていたので、すぐに体が冷えた。友人の彼(
そう思って、私は日本食を買い込みに、イースト・ビレッジのスーパーに向かい、週明けからの来る生活に備えた。
- 601 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/19(木) 23:39:38.39 ID:1EDEmr590
- ドラマならスイーツ丸出しなのに何故なんだぜ
>>601
私はスイーツ丸出しだったと思う 少なくともこの頃までは - 602 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/19(木) 23:42:18.60 ID://rK1Pvp0
- ブラックベリーってオバマが使ってるやつだっけ
使いやすいものなのかな>>602
会社のPCと直結してる携帯電話で奴隷の必須道具。デフォ装備で解除はできない。 - 603 名前:1 ◆RWwEbHEhig [] 投稿日:2009/02/19(木) 23:42:54.76 ID:ZJHTbWj30
- 週明けから、仕事が始まった。
仕事は、東京とは次元が違うものだった。
まず、労働時間が短く、業務は効率的である。
東京では有価証券報告書をめくりながら財務諸表を睨み、注記に目を通し、事業計画書を読みながら、企業分析を行った。
しかし、ニューヨークではそれらのデータが全て本社のサーバで管理されており、全てを瞬時にエクセル・シートに落とし込むことが出来る。
東京で3時間をかけていた仕事が、ニューヨークでは15分で済んだ。ボブの仕事の振り方は実にリーズナブルなものだった。
最初はアナリストのような仕事も振り分けられたが、一つ一つの案件ごとに私に求められている領域の次元が上がっていくのが分かった。
それはまるで、私がどの程度までの仕事ならできるのかを見定めようとしているようだった。
週末は出勤する必要は無かったが、コミュニケーションを兼ねてオフィスで勉強をしている1年生の勉強を教えたりした。
9月から新しい子達が入ってくるので、今の1年生たちと仲良くしておけば、彼らとも円滑にコミュニケーションが取れる。
東京での経験から、若手に人気があるということがいかにアソシエイトとしての仕事のパフォーマンスを決めるかを、私はよく見知っていた。
そうして、4月はあっという間に過ぎた頃、泰司から連絡が来た。 - 605 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/19(木) 23:46:30.33 ID:Kt8JV+NTO
- そんなに効率がいいのか・・・日本のやり方は無駄ばっかりなんだな
>>605
多少大げさに書いたけど、かなりの差があるのは確か
ニューヨークに行って帰ってきた奴はみんな辞める。
辞めなかったのはアゴくらいだった - 606 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/19(木) 23:48:42.50 ID:1YqkbEPE0
- >>605
先輩より先に帰れないって時点で無駄だろうw>>606
exactly what you say - 607 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/19(木) 23:49:22.93 ID://rK1Pvp0
- >>1がドジっこ
>>607
ドキッ - 608 名前:1 ◆RWwEbHEhig [] 投稿日:2009/02/19(木) 23:52:36.47 ID:ZJHTbWj30
- -久しぶり。元気で働いてる?
俺は1番街のあたりの宿舎に住んでるよ。なんか国連職員の人たちと同じようなところに押し込められた。
もっと西の方に住みたかったな。
しばらくは語学学校に通うから、時間があったらご飯でも食べよう。美味しい店紹介してくれ。-
そんな文面のメールだった。
国連の方とは偉くかわいそうなところに住まわされたなと思った。近くにはマックも無い。
今も昔も、国家公務員の待遇は他の先進諸国に比べて劣悪だ。
- 611 名前:1 ◆RWwEbHEhig [] 投稿日:2009/02/19(木) 23:58:06.29 ID:ZJHTbWj30
- 彼は大学時代、お替わり無料の店に好んで行く男だった。
あるとき、下北沢の焼肉屋で食べ過ぎて吐いたときは頭が沸いてるかと思ったが、
それでハラの中身が減ったと言って同じ店で更に食べ続けたときは置き去りにして帰ろうかと思ったほどだ。
(よし、行ったことは無いけれど、あそこに行こう)
私はブルックリンにある「ピーター・ルーガー」に電話をかけた。
ニューヨークで25年間、不動の地位を欲しいままにしているステーキ屋で、その赤みの美味しさを誰もが語りたがる。
前から行きたいとは思っていたが、女一人で行くにはブルックリンは怖いし、それに食べきれない。
東京のアラ皮もそうだったが、ステーキ屋は原則2人前注文だ。
(またようけ食べよるやろね)
そう思いながら、私は予約をし、彼に返信をした。タイピングの速度はいつもより速かった。
会社のPCでは日本語が打てないので英語でメールを送ったら、彼から「気取ってんじゃねーよ、日本語で話せ」と言われ、
少しイラっとしたとともに、彼の今後が心配になったというのはここだけの話だ。
- 612 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/19(木) 23:59:13.42 ID:vba3Y8mJO
- おそらく同じ位の年だけど片や世界を股にかけて働いて片や密漁を捕またり…orz
何か自分の見てる世界が酷く小さい物に感じられてきた…
>>612
証券会社の人は、実は世界を股にかけない。出張は頻繁にするけど。 - 613 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/20(金) 00:00:41.97 ID:e1BQ6oPE0
- 泰司かわいいなwww
>>613
そういうダメなところを愛していた - 615 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/20(金) 00:01:49.08 ID:xD/yZhyD0
- 国家公務員一種でも他国と比べたら劣悪なのか?
勤務時間は非道いものだろうが・・・まぁとにかくあらかわは羨まし過ぎるわ
>>615
フランスとかゴイスー
あらかわそろそろ引越しちゃうから、行くならお早めに - 616 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/20(金) 00:04:55.07 ID:mUZUFTBq0
- 日本だと豪華な場所に滞在してるとマスコミに叩かれるから平凡なレベルなんじゃね?
>>616
同意 - 617 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/20(金) 00:06:53.34 ID:d4U0zJqG0
- この流れなら言える
今日は俺の誕生日だ
>>617
おめでとー! - 619 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/20(金) 00:08:25.83 ID:nWnBn+CtO
- そしてボブの命日だ
>>619
今日はニューヨーク勤務までは終えたい - 636 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/20(金) 00:24:01.48 ID:Wq1+A2wfO
- 若いうちにこういう経験ができてよかった
若い大切な時間を仕事だけに費やしてしまい後悔どっちが大きい?
>>636
たぶん死ぬまで分からない
- 638 名前:1 ◆RWwEbHEhig [] 投稿日:2009/02/20(金) 00:26:15.80 ID:NyeC6CNs0
- その週末、我々はピーター・ルーガー前で待ち合わせをした。
私はオフィスからタクシーで向かい、時間通りに着いた。彼はまだ来てない。電車で来るのだろう。
しかし10分ほど待っても彼は来ない。私は先に入って、席に座る。
付け合せのポテトとホウレンソウのバターソテーを食べていたら、彼がやってきた。
30分遅れだ。相変わらず時間の守れない奴だ。学生時代、一番ひどいとき、私は5時間待ったことがある。
「いやー悪い悪い。電車全然分からなくて」
まあ彼の言うのも無理は無い。
ニューヨークの電車の分かりにくさは折り紙付きだし、ブルックリン行きはうっかりすると全然違う方へ行ってしまう。1 「。。。あんた起きてすぐ来たでしょ?」
泰司「おう、なんで?」
1 「。。。いや、別に」
沢尻エリカばりの視線をくれてやったつもりだが、彼は全く気づいていない。
目の前のホウレンソウに猛然と立ち向かう。おいおい、まだ肉もパンも来てねーぞ? - 641 名前:1 ◆RWwEbHEhig [] 投稿日:2009/02/20(金) 00:33:39.73 ID:NyeC6CNs0
- そして食事を終える。一体、何キロ肉を食べたのやら。Tボーン・ステーキを2つ食べるなんて。
案の定、目の前の髪ボサボサ服ヨレヨレの男は、負ける直前のベジータのようになっている。
とても苦しそうだ。
「少し歩こうか」
そう言って、私は店を出る。ブルックリン・ブリッジを歩いてマンハッタンに帰れば、少しは胃も落ち着くだろう。
(まったく、何も変わってないんだから)
そう思いながら、私は少し嬉しくなった。夜のブルックリンは怖い。低所得層が住むエリアであることもあって、ネオンも無く、道が暗い。
橋に上るための横道に逸れ、橋を歩く。
その間、色々な話を聞いた。就職してからの話や、今後の話だ(これもこれで聞きがいのある内容だったが割愛 - 643 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/20(金) 00:35:16.23 ID:oMdzYaC/0
- そういやSATCで生粋のニューヨーカーとお上りさんの違いは
見た目ですぐわかるとかやってたが実際そうなの?>>643
私自身がおのぼりさんなんで分かりませぬ
とりあえずニューヨークに行くとスターウォーズが何故作られたか良く分かる
- 648 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/20(金) 00:44:47.02 ID:d4U0zJqG0
- スターウォーズ?何故?
>>648
人種がバラバラでスタイルもバラバラで、着ているものもバラバラだから
凄くスタイルの良い白人もいれば、超絶デブな黒人もいる。その逆もいる。
本当にスターウォーズの世界に来たみたいな気分になる
- 645 名前:1 ◆RWwEbHEhig [] 投稿日:2009/02/20(金) 00:38:19.89 ID:NyeC6CNs0
- 私はあまり話さなかった。学生時代からいつもそうだった。私は聞き役だ。彼が言う。
「なあ、1は何してたんだ?それに今も何してるんだ?」
私は困ってしまった。特に話すような内容が無いのだ。
1「え、、、証券会社に就職して、仕事してたよ」
彼「他には?」
1「他にはって?」
彼「いやあ、どこそこに旅行に行った、とか、どういう人と付き合ったとか、色々あるだろ?」
1「ああ、そういうこと」
彼「ああ、どうなんだ?」
1「無いよ」
彼「え?」
1「無かった。ずっと仕事をしてたよ」
彼「そんな訳は無いだろう。会社の人と飲みに行ったり、旅行に行ったりするだろ」
1「へえ、そういうのあるんだね?」
彼「ほんとに仕事しかしてなかったのかよ!?」
1「うん」
彼「・・・」
1「。。。」 - 650 名前:1 ◆RWwEbHEhig [] 投稿日:2009/02/20(金) 00:47:46.31 ID:NyeC6CNs0
- 今でこそ、若手同士でマカオに行くだとか、案件がクローズすると打ち上げがあったりとかするが、
当時は若手の数が異常に少なかったし、仕事が切れることなど有り得なかったので、ひたすら働き続けていた。
ある同期は、勤務中に倒れて病院に運ばれ、脳血栓が見つかったが、その日の夜にはオフィスに戻ってきていた。
そういう時代だった。
それを知られるのが嫌だったから、話さなかったのだ。いびつな自分を知られたくなかったのだ。
誰だって、人生を明るく楽しんでいる人の方が好きだ。話題が仕事しか無いなんて、門前払いだろう。
仕事をしている間はそんなことを考えなくて良かった。
私は男でも女でもなく、ただ仕事をこなす機械として扱われ、それが心地良かった。
一人前の女性であるという自信が無い私にとって、プライベートの充実を考えるのはもはや苦痛だった。
二人で黙って歩いた。ブルックリン・ブリッジを渡りきるにはゆうに1時間はかかる。最後の10分は無言だった。
私が悪いのは分かっている。
でも何を話せば良かったのか?
研修のときのボブの話を面白おかしく話せば良かったのか?
嘘でも、誰か架空の過去の恋人を作って、その人とのロマンスを話せば良かったのか?
そんなことを考えているうちに、橋の道は終わった。
「なあ、ちょっといいか?」
彼が橋の降り口を出ようとする私に話しかけた。
- 658 名前:1 ◆RWwEbHEhig [] 投稿日:2009/02/20(金) 00:59:39.97 ID:NyeC6CNs0
- 彼「俺とお前は、いつだって仲良かったよな?」
1「そうだね。」
彼「俺、心配してたんだぜ。お前どうしてるかなって。」
1「そう。。。ごめんね」
彼「お前、不器用だからさ」
何が言いたいのか分からなかった。なんでそんなひどいことを言うのか。自分が一番よく知ってるさ
あなたが私のことをよく知っているのは分かるけど、そんな分かりきった心の傷を抉らなくてもいいじゃないか。
私は泣いてしまった。 - 663 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/20(金) 01:02:58.99 ID:d4U0zJqG0
- まさかこの彼が
「30までに結婚していなかったら結婚しようぜ」
と言った友人か!?>>663
ご想像にお任せします - 667 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/20(金) 01:07:22.54 ID:WCJlBfK2O
- しかし面白いスレを見つけた
俺も金融だから勉強になるわ
>>667
部署の名前やらの小説的に無駄な部分はそういうニーズを意識して書いてます - 668 名前:1 ◆RWwEbHEhig [] 投稿日:2009/02/20(金) 01:07:35.04 ID:NyeC6CNs0
- (若干標準語に変換し、かつ省略してお送りします)
1「。。。」
彼「お、おい、どうしたんだよ?」
1「。。。分からない。。。」
彼「え?」
1「泰司には分からんと!1も好きでそうなったんじゃなか!こうするしか無かったとよ!
だいたいなんね、その頭は!?服は!?もうちょっとさばくとか出来んとね!?不器用とかよう言うわ!
えろかなったんねー?1がおってもおらんくても、どうせ平気なんじゃろ!せrftgyふじこ!!!!」積年のストレスが爆発して、何とかケーブルが抜けた。
- 669 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/20(金) 01:08:33.91 ID:qIuYTBwG0
- こういっちゃなんだけど
彼ひどくなくない? - 673 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/20(金) 01:11:44.09 ID:e1BQ6oPE0
- >>669
>>1も不器用、彼も不器用 - 675 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/20(金) 01:13:53.89 ID:QN9YFXBtO
- その不器用な彼が救いだったのだろ
- 681 名前:1 ◆RWwEbHEhig [] 投稿日:2009/02/20(金) 01:23:32.58 ID:NyeC6CNs0
- 彼が謝る。ごめんで済むか。
もう今日はゴネまくってやろうと思って私は泣きに泣いた。
ここが六本木じゃないのが残念だ。通行人のみなさん、この鈍感ヤローに冷たい視線を浴びせてください。
作戦は奏功し、彼は何もできずに立ち尽くしている。ざまーみろ。
化粧が落ちようと、コートの襟が涙でぬれようと知ったことか。
彼「な、なあ、お前、今好きな人とかいるのか?」
(こんなときになんば言うーとね、こいつは) - 683 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/20(金) 01:25:37.18 ID:qIuYTBwG0
- 告白フラグだなww
- 684 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/20(金) 01:26:15.79 ID:e1BQ6oPE0
- やはりフラグかww
- 688 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/20(金) 01:28:35.55 ID:d4U0zJqG0
- そして間違いない
30過ぎたら・・・を言ったのは彼だ - 690 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/20(金) 01:30:15.93 ID:icdeNVsV0
- >>688
マジレスするけど、
30過ぎたら~って言ったの俺なんよ - 696 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/20(金) 01:32:10.43 ID:e1BQ6oPE0
- >>690
泰司乙
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